2024.05.18
自然を感じながら開放的な空間をつくる「アメリカンスタイル」は、注文住宅の中で従来人気のあるデザインです。
カントリースタイル、西海岸スタイルなど、広大なアメリカのさまざまな風土に合わせたデザインに、あこがれをいただく方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アメリカンスタイルの特徴や魅力について解説します。
おしゃれな事例もご紹介しますので、ぜひ家づくりのヒントとしてお役だてくださいね。
目次
アメリカンスタイルとは、広大なアメリカの独自性を基盤にしたデザインです。
自然と調和した開放的な雰囲気は、家族とリラックスして過ごす時間や自由な生き方を大切にする、アメリカのライフスタイルを象徴しています。
風土や歴史に応じて確立してきたアメリカンスタイルには、さまざまなテイストがあります。
ここでは、その中でも代表的な5つのスタイルをご紹介します。
まずはお好みのテイストを見つけて、居心地の良い空間作りを目指しましょう。
カントリースタイルは自然素材を活かした家具や装飾が特徴で、素朴さと温かみのある空間が魅力です。
白やクリーム色を基調とした壁に木製の家具を配置し、パッチワークやチェック柄のファブリックで、柔らかな印象を加えるのがポイント。
親しみやすさや、どこか懐かしい雰囲気が、家族に安らぎをあたえます。
ヴィンテージスタイルは、カントリースタイルよりも落ち着いた雰囲気で、深みのあるかっこ良さやレトロなものが好きな人におすすめです。
以下のものを組み合わせると、ヴィンテージスタイルな雰囲気になります。
色合いはブラウンやブラック、グリーン、ベージュを使って、落ち着いた雰囲気にするのがポイント。
床材や家具には、木の質感を損なわず年季を感じられる、ステイン塗装されたものを選ぶと良いでしょう。
西海岸スタイルは、カリフォルニアの自然を感じられるような、開放的でリラックスした空間が魅力です。
使い込まれた家具や風合いを楽しめる自然素材ものと、あかるめの木材やパステルカラーなど爽やかな色使いを組み合わせるのが特徴です。
たとえばクリーム・ホワイト系の壁に、差し色でブルー系を取り入れると空間が引き立ち、西海岸スタイルを作りやすくなります。
ブルックリンスタイルは、アーティストたちが多く居住するニューヨークのブルックリン地区に起源を持つ独特なデザインです。
インダストリアル(工業的)な要素を生かした個性的な内装やインテリアが特徴で、アメリカンスタイルの中でも多くの人を魅了しています。
ブラックやブラウン、グレーなどの配色で、無骨さやクールな空間を演出します。
以上のものを取り入れると、ブリックリンスタイルな雰囲気になりおすすめです。
ミッドセンチュリースタイルは、1940〜1960年代のデザインを取り入れたスタイルです。
レトロでありながらも、モダンな雰囲気を兼ね備えた個性的なデザインは、幅広い年齢層に人気があります。
この年代に作られたインテリアは、赤や白、黄色などカラフルな配色や丸みのあるデザインが多く、現代でも部屋のアクセントとして取り入れられています。
内装を都会的なデザインに仕上げて、かつ部屋のアクセントとなるインテリアや壁紙を選ぶと良いでしょう。
アメリカンスタイルは、その開放感と実用性を兼ね備えたスタイルで多くの人々を魅了しています。
また、ほかとはひと味違う雰囲気を演出できるのも魅力です。
ではアメリカンスタイルな家にするためには、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
そこでここでは、アメリカンスタイルの家の特徴を解説します。
アメリカンスタイルは、高い天井に広々としたリビングが特徴です。
天井を高くし、梁や柱をインテリアの一部として、あえて見せるようにすれば、開放的なアメリカンスタイルの雰囲気に近づけられます。
またリビングは廊下などで仕切らず、空間全体を広々と使うようにするのもおすすめ。
動線を遮るものが少なくなり、リビングを中心に自然と家族のコミュニケーションが増えます。
外と中をつなぐウッドデッキがあれば、さらに空間に奥行きができ、広々とした印象になるでしょう。
アメリカンスタイルの家では、自然の風合いを感じられる素材が好まれます。
床や家具には木材のものを使い、自然の風合いやぬくもりが感じられるものを選ぶと良いでしょう。
タイルやレンガで壁にアクセントを加えると、よりアメリカンテイストな雰囲気になります。
また経年変化を楽しめるアイアンや、レザーといった素材は、ヴィンテージ感を演出するのにおすすめです。
観葉植物を置いて空間の差し色にしたり、雰囲気を和らげたりするのも良いでしょう。
アメリカンスタイルは、はっきりとした色使いが特徴です。
カントリー・西海岸スタイルは全体的に優しい色合いですが、差し色ではっきりとした色を入れると、センス良くまとまります。
ヴィンテージ・ブルックリンスタイルは落ち着いた色合いを使いますが、多用してしまうと暗くて硬い印象に。
その場合はファブリックや小物に差し色をプラスしたり、鮮やかな観葉植物のグリーンを取り入れると雰囲気は和らぎます。
個性的なミッドセンチュリーはその象徴であるカラフルな配色デザインをポイントにして、全体を考えるようにしましょう。
アメリカンスタイルの家では、ビルトインガレージも多く採用されています。
ビルトインガレージとは建物の中に設けた車庫のことで、荷物の積み下ろしや天候の悪い日の出入りが容易にできるのが魅力です。
また雨風による被害や盗難から、車を守ることもできます。
ほかにも駐車スペースとしてだけでなく、たとえば車や自転車、キャンプ用品、庭の道具など、収納スペースとして使うことも。
愛車を眺めながらくつろいだり、メンテナンスに没頭したり、趣味の場としても活用できます。
グッドリビングは創業以来約40年間、15,000棟を超える施工実績があります。
そのなかでお施主様のこだわりを詰め込んだ、アメリカンスタイルの施工事例を2つご紹介します。
さわやかで明るく開放的な西海岸スタイルの事例です。
床や家具には濃いめの木材を使用し、リラックスできる雰囲気になっています。
ブルーの扉は空間のアクセントになっていて素敵ですね。
ダイニングの上部は吹き抜けになっています。
大きくあいた窓から光が差し込み、光が白い壁に反射して、空間全体が明るく開放的な印象に。
2階へ続く階段は手すりをアイアンフレームにし、圧迫感を感じさせない工夫も。
アメリカンスタイルで見られるステンレスプレートの照明スイッチなど、細かな部分も配慮されています。
寝室も白い壁に光が反射し、明るくてとても心地よさそうな空間に。
ベッドの足元側にあるアイアンバーは、雨の日の室内干しや急な雨の対応用です。
実用性の細かなところまで考慮できるのは、注文住宅ならではですね。
インダストリアルな雰囲気が漂う、個性的な内装やインテリアが特徴のブルックリンスタイルの事例です。
ブラックカラーのアイアンでできた階段や、ヴィンテージ感漂う家具や建材で、見事に無骨なブルックリンスタイルを演出しています。
奥にあるキッチンは、まるで街の一角にあるカフェのような仕上がりに。
壁面にレンガを取り入れ、全体をブラックでまとめることで落ち着いた雰囲気になっています。
玄関のアプローチ部分には、モルタルの造作門柱が。
自然石をそのまま活かした「ガビオン」は、無骨さをあらわす外観のアクセントになっています。
トイレの床はコンクリート調のフロア、壁には石目調のクロスを採用。
リビングから、水回り、外構にいたるまで、ブルックリンスタイルの要素が詰め込まれています。
今回の記事では、その開放感と実用性を兼ね備えたスタイルで多くの人々を魅了する、アメリカンスタイルの特徴や魅力について解説しました。
その風土や歴史に合わせて確立してきたインテリアスタイルで、今回ご紹介した代表的な5つのスタイルは以下になります。
そのどれにも共通していることは、開放的で家族がゆったりとくつろげる場であること、自然の風合いを感じられること、それぞれのスタイルを主張するようなはっきりとした配色を使うことでした。
またさらにアメリカンスタイルのイメージに近い形にするなら、ビルトインガレージもおすすめです。
アメリカンスタイルは、ほかとはひと味違う雰囲気を演出できるのが魅力。
注文住宅なら、お好みのインテリアテイストに合わせて、細かなご要望をかなえられます。
グッドリビングの「TATTA!」は、理想の家をワンプライスで実現できる完全自由設計の商品プランです。
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