2024.05.03
家づくりで「インテリアや部屋のイメージはできるけれど、外観のイメージが浮かばない」という方も多いのではないでしょうか。
もし北欧家具のような自然素材を生かし、明るくナチュラルな雰囲気のインテリアを好まれるなら、シンプルであたたかみのある「ナチュラルモダン」がおすすめです。
街並みに調和しやすく、飽きのこないナチュラルモダンな外観は、従来根強い人気があります。
そこで今回の記事では、ナチュラルモダンな外観の特徴や、おしゃれにするポイントについて解説します。
グッドリビングの実例もご紹介しますので、家づくりを検討している方は参考にしてください。
目次
「ナチュラルモダン」とは、都会的で洗練された「モダンスタイル」に、自然素材をバランスよく取り入れたデザインのことを言います。
「ナチュラルモダン」な外観は、都会的ながらも温かみがあり、親しみやすい印象に。
飽きのこないシンプルさ、木目を取り入れたデザインや色味が、日本の風景とも調和しやすく、幅広い年齢層から人気があります。
ナチュラルモダンを採用する人は、シンプルなデザインを好む傾向があります。
また自然と調和しやすいデザインなので、自然が好きで、ガーデニングに興味がある人にもおすすめ。
インテリアの雰囲気が明るく開放的なものを好まれる方や、自然の風合いや質感を楽しめる方、シンプルで洗練された雰囲気がお好きな方にも相性のよい外観といえるでしょう。
ナチュラルモダンな外観には、いくつかの特徴があります。
ここではそれらの特徴をふまえて、外観をおしゃれにする4つのポイントを解説します。
ナチュラルモダンは、自然素材をバランス良く取り入れると、おしゃれに仕上げられます。
その中でも、比較的取り入れやすいのが「木目の素材」です。
たとえば玄関ドアや外壁の一部に木目のものを取り入れると、ナチュラルな雰囲気になります。
また軒天(屋根の裏側)を木目調にすれば、外観が美しく洗練された印象になり、おすすめです。
ナチュラルモダンのように明るく温かみのある外観にするなら、外壁のベースカラーはホワイト系がおすすめです。
また、色を使いすぎないこともポイント。
なぜなら色を使いすぎると外観デザインがまとまりにくくなり、洗練された雰囲気とかけ離れてしまうからです。
ベースカラーは抑えめにし、アクセントとなる自然素材を引き立てるようにすると、センス良くまとめられます。
シンプルなデザインのデメリットは、単調でのっぺりしがちな印象になってしまうことがあげられます。
その場合は、立体感を作り出すことを意識してみましょう。
屋根に変化を持たせた形状や、あえて壁に凹凸をつくった建物は、外観に立体感が生まれます。
たとえば、屋根面が一方向に傾斜している片流れと水平方向に平らな陸屋根を複合させると、デザインが単調にならずモダンな印象に。
また張り出した壁やへこんだ壁に、アクセントとして木目を使い、奥行きを演出するのもおすすめです。
外観のイメージは建物だけでなく、外構部分も合わせてコーディネートするとグッと魅力的に。
木目の目隠し格子やフェンス、シンボルツリーなど、ナチュラルな素材を組み合わせると良いでしょう。
ポイントは、シンプルな外観が引き立つよう、建物と外構のバランスをみて自然素材のものを配置すること。
自然素材をアクセントとして取り入れることで、洗練されたモダンな印象の中にも、温かみのある外観ができます。
シンプルでモダンな印象の中にも、温かみがあり親しみやすさを感じるナチュラルモダンな外観。
グッドリビングにも、参考となるナチュラルモダンな外観の施工例は、数多くあります。
そこで今回は、センスが光る実例を3つご紹介します。
ぜひ外観を決めるヒントとして、参考にしてくださいね。
白い外壁に、木目の玄関ドアと赤いポストが目を引く平屋です。
鮮やかな赤と白のコントラストは、明るくカジュアルな印象に。
白い壁を背景とした植栽も、外観によく映えていて素敵ですね。
片流れの屋根と四つ並べた四角い窓は、すっきりとしたモダンな印象を与えています。
室内は大きな掃き出し窓を並べて、明るく開放的な空間に。
インテリアも白をベースに、明るい木目のものを使い、全体としてやわらかい印象の仕上がりになっています。
白の外観に木目のフェンスがアクセントとなった外観です。
四角い箱を組み合わせたような家の形は、直線的でシャープな印象に。
外観をシンプルにすることで、周辺環境と調和し、優美で落ち着いた雰囲気になっています。
リビングにつづくウッドデッキは、屋外と屋内をつなぐ場に。
フェンスで囲われているので、お庭にいてもプライベート感があり、また家にいながらでも、自然光や風を感じられます。
グレーの外観に木目のドアを組みあわせた、クールな印象の中にもナチュラルな雰囲気の外観です。
ナチュラルテイストのインテリアに囲まれた、明るくやわらかな印象の室内は、
ハンモックやアイアン手すりなど、お施主様のセンスやこだわりを感じます。
吹き抜けの窓から差し込む光で、より明るく開放的な空間は、とても居心地が良さそうですね。
センスの良い外観に仕上げるためには、外観に使用する素材や間取りとのバランスにも考慮する必要があります。
ナチュラルモダンな外観にするポイントをふまえた上で、注意しておきたい点も理解しておきましょう。
ナチュラルモダンな外観には、自然素材をバランス良く取り入れることがポイントでした。
しかし、自然素材は劣化しやすいともいえます。
たとえば無垢材は雨やカビの影響を受けやすく、5〜10年に1度は塗装メンテナンスが必要です。
外壁に使用する場合は、メンテナンスを考慮しておくことも一つですが、木目調のサイディングを採用するという方法もあります。
質感や風合いは本物の無垢材に劣りますが、メンテナンスの塗り替えは10~20年と言われており、メンテナンスの周期を延ばすことができます。
石貼りは耐久性や耐火性に優れ、意匠性としても高級感を演出できますが、費用はサイディングや塗り壁よりも高額になることも。
石材は重量があるため家の構造部に負荷がかかり、耐震性に劣る恐れもあります。
対策としては、壁の構造部分の強度が十分であるか、業者にしっかりと確認しておくのがおすすめです。
またホワイト系の外壁は汚れが目立つのがデメリットといえます。
白色にグレーやブラウンの色味が入ったものを選ぶと、汚れは目立ちにくくなります。
また雨どいで雨水が外壁に伝わらないようにすれば、カビやコケの発生を防げます。
汚れを雨水で洗い落す塗料など、汚れが付きにくい素材でコーティングされた外壁にすれば、外観の美観を損なうことなく維持できるでしょう。
外壁材の代表的な例としてサイディングや塗り壁がありますが、塗り壁の場合、施工する職人によって仕上がりの良し悪しが決まるため注意が必要です。
施工実績のある業者に依頼し、サンプルや実際に現場を見せてもらうと良いでしょう。
外観を決める際には、間取りとのバランスを考慮しながら決めなければなりません。
間取りと外観に影響するものは、「窓」と「家の形」があげられます。
たとえば外観にとっての窓は、ラインをそろえることや、大きさや配置のバランスを取ることで、意匠性の高い外観を作れます。
一方、室内側での窓は、採光や通風の役割があります。
間取り重視で考えてしまうと、大きさや配置にばらつきができ、ナチュラルモダンな外観とはかけ離れてしまうことも。
外観の正面となる部分に窓が複数ある場合、採光や通風が十分とれるのであれば、思い切って省いてしまっても良いかもしれません。
外観のデザインを考慮しながら、必要な窓を決め、配置するようにしましょう。
また、「家の形」も外観の中で重要なポイントです。
建物に凹凸をつけることで立体感ができ、スタイリッシュで洗練されたモダンな印象に。
家の形を考慮しながら、生活動線を意識し、間取りを配置するようにしましょう。
今回の記事では、街並みに調和しやすく、都会的ながらも温かみのあるナチュラルモダンな外観について解説しました。
ナチュラルモダンな外観は、ベーシックな外壁に、自然素材をバランス良く取り入れることで、おしゃれな外観に仕上がります。
自然と調和するデザインなので、外構とトータルでコーディネートするようにしましょう。
また自然素材を使うなら、外観のメンテナンス対策も事前に確認しておきましょう。
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