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2024.04.18

【静岡県の実例紹介】廊下のない家は後悔する?メリット・デメリットや家を建てる際のポイントを解説!

豊川市 お洒落でかっこいい家
外観

限られた面積の中で建築コストを抑えつつ効率の良い間取りにするには、「廊下のない間取り」がおすすめです。

廊下をなくせば床面積を広げることなく、リビングや収納スペースをしっかり確保できます。

しかし、いざ家を建てるとなると、「廊下をなくしても本当に大丈夫?」といった不安もありますよね。

住んでみてから後悔してしまわないように、廊下のない間取りがどんなものか、しっかりとイメージしておきたいもの。

そこで今回は、廊下のない家のメリット・デメリットと、住みごこちを良くするためのポイントを解説します。

廊下を作るかどうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

廊下のない家で後悔しがちな点

デメリット

廊下のない家に住んでいる方のSNSなどを調べてみると、デメリットとしては主に次のような理由がありました。

  • ・においや音がもれる
  • ・光熱費が高くなる
  • プライバシーが確保しにくい
  • ・間取りの自由度が低くなる

においや音がもれる

廊下がない家でよく目にするのが、「におい」や「音」の問題。

廊下があればそこが緩衝エリアとなり、ある程度対処ができます。

しかし廊下がないと各居室が隣接しているため、においや音が伝わりやすくなってしまうのです。

ドア一枚を隔てても、においや音を完全に遮断するのは困難といえるでしょう。

もしリビングがトイレと直接つながっていれば、来客があった場合にトイレへ行きづらい、ということもありそうです。

冷暖房費が高くなる

廊下のない家は、その分の面積をリビングや居室にあてられます。
しかし1つの空間が広くなれば、冷暖房効率が悪くなるのはどうしても否めません。

2階建ての場合、リビングに階段があるため、冬は上から冷気が降りてきやすく、夏は熱気が上にこもりやすくなることも。

1年を通して快適な温度で過ごすには、通常よりも容量の大きなものを用意しておく必要があります。

プライバシーが確保しにくい

廊下があれば動線を分けた間取りが可能ですが、廊下がない家はリビングなどの共有スペースが動線の一部になります。

たとえば子どもの友達が来た場合、必ずリビングを通過して、他の部屋に入ることになります。

いつもきれいに片付いていれば良いですが、たまたま掃除ができていなかったりすれば気になりますよね。

また寝室や書斎で静かにしたいときでも、ドア一枚を隔ててリビングにいる家族の気配を感じれば、ゆっくりくつろげないこともあるかもしれません。

このように、廊下のない家はプライバシーを確保しにくいというデメリットがあります。

間取りの自由度が低くなる

廊下は各部屋をつなぐ役割があります。

生活する際には決まった動線のパターンがあり、廊下によってゾーニングを分けられるため、効率の良い間取りがつくりやすくなります。

【動線パターンの一例】

  • ・家事動線
  • 主に「洗濯動線」「買い物動線」「来客動線」「掃除動線」「料理動線」など。家事動線を意識して間取りを配置すると、家事効率が上がる
  • ・通勤・通学動線
  • 朝起きて仕事や学校へ出かけるまでに通る動線。
  • ・来客動線
  • 急な来客でも十分に対応できるよう、玄関からお客様専用の部屋へつながる動線。

※廊下があれば、空間を用途別に分けて配置しやすくなる。(回遊できる間取りなど)

しかし廊下がないと、すべての部屋がリビングと直結する間取りになるため、間取りの自由度は低くなります。

間取りに制限があると、動線が重なりやすくなることも。

たとえば水回りへ向かう入口が一方向のみの場合、朝の慌ただしい時間帯に混雑してしまい、不便さやストレスを感じやすくなるかもしれません。

廊下のない家のメリット6選

廊下のない家は「におい」や「音」の問題や、ブライバシーが確保されにくいなどがありましたが、一方で以下のようなメリットもあります。

  • ・部屋が広くなる
  • ・動線がスムーズ
  • ・コミュニケーションが増える
  • ・部屋全体の温度差が発症しづらい
  • ・家全体の風通しがよくなる
  • ・建築費用を抑えられる

ここではこれらのメリットについて、詳しくみていきましょう。

部屋が広くなる

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廊下のない家は全体の床面積を変えずに、LDKや個室を広くすることが可能です。

広々としたリビングは気持ちにも余裕が生まれますし、広さがあれば、あとからアレンジはいくらでもできますよね。

また部屋を広くする以外にも、たとえば収納スペースや趣味部屋、スタディスペース、サンルームなど機能性を高めることもできます。

廊下のない家は床面積を最小限にしつつも、その中で空間を余すことなく使いたい人におすすめの間取りといえるでしょう。

動線がスムーズ

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洗面所

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廊下のない家は各部屋が隣接しているため、部屋から部屋への移動がコンパクトにできます。

とくにLDKから各部屋にアクセスできる間取りは、掃除や洗濯などあらゆる動作を短縮しやすくなります。

またもし車いすでの生活が必要になった場合でも、移動しやすいというメリットも。

車いすで部屋を回遊するには、ある程度のスペースが必要です。

たとえば通過する際には90㎝の幅が必要になり、さらに180°方向転換する場合、最低でも140㎝の幅が必要に。

廊下が狭い場合、リフォームを検討しなければなりませんが、広々としたリビングであれば工事を最小限にできるでしょう。

コミュニケーションが増える

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廊下のない家はリビングを中心に家族が集まりやすくなるため、自然とコミュニケーションが増えます。

それはリビングから水回り、リビングから各居室というように、家族の動線がリビングを中心に交差するためです。

たとえば2階に子供部屋を設ける場合、リビングにある階段を通ることになるので、自室へ向かう子どもの様子を気に掛けやすくなります。

家族の気配を感じられるので、子育てや介護をする際にも安心できる間取りといえるでしょう。

部屋全体の温度差が発症しづらい

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リビング

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各部屋がつながっている間取りは、空間全体の室温の差を小さくすることも可能です。

LDKにあるエアコンを稼働させて隣接する部屋のドアを開けておけば、空間全体の室温を適温に保てます。

急激な温度変化は、体に深刻なダメージを与えるもの。

温度差が少ない室内環境は、ヒートショックや熱中症といったリスクを防ぐことも期待できます。

家全体の風通しがよくなる

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各部屋がつながっている間取りは温度差を少なくするだけでなく、風通しの良い間取りを作ることができます。

廊下のない間取りは空気の流れを遮るものが少ないため、空間全体の風通しが良くなるのです。

とくにワンフロアに多くの部屋を配置する必要がある平屋は、家の中心部に窓を設置できず、うまく換気ができないことも。

そのような場合でも、隣接した部屋の窓と扉を開ければ風の通り道ができるので、家全体の換気が容易にできます。

建築費用を抑えられる

廊下をなくした分の空間を有効活用し、居室を広くできることもできますが、一方で居室の広さは変えずに建物の床面積を減らし、建築費用を抑えることもできます。

また廊下がなくなれば、扉や壁も少なくなるので、材料費や工賃を抑えることが可能です。

廊下のない家を建てる際の注意点

豊川市 お子様安心♪回遊できるLDK空間のあるお家

廊下のない家は、動線がコンパクトになること、空間を余すことなく利用できること、建築費用を抑えられることなど、メリットがたくさんありました。

しかし先述したように、廊下をなくしたことで住みにくくなってしまい、後悔してしまうケースもあります。

そこでデメリットを解消し、暮らしやすい家にするためのポイントをご紹介します。

最低限度の廊下を設置

廊下をなくすメリットを優先したことで、住み心地が悪くなってしまっては、せっかく建てた家を後悔してしまうかもしれません。

たとえば玄関とリビングの間の廊下をなくした場合、来客時にリビングの扉を閉めていないと、外から家の中が筒抜けになってしまうことも。

その場合は廊下をはさむことで、室内への視線を回避することができます。

また動線が集中して混雑するような場でも、廊下を設けることで動線を分散できます。

間取りを検討する際は、住み心地を意識し、必要最低限の廊下は設置するのがよいでしょう。

間取りの配置を工夫して、においや音漏れ対策

空間が一続きになっている間取りは、においや音が伝わりやすいというデメリットがあります。


その場合は、間取りの配置を工夫することで、ある程度防ぐことが可能です。

とくに、においや音が気になりやすい、洗面、トイレ、お風呂などの水回りは、1部屋としてまとめて配置するのがおすすめ。

たとえば、においや音が気になりにくい洗面所を、トイレやお風呂の中継地として配置すれば、洗面所が廊下の役割を果たせます。

また洗面所を水回りの部屋の入口とすれば、リビングにも、においや音が漏れにくくなります。

水回りを一カ所にまとめれば家事効率も上がりますし、リビングでくつろいでいる家族の邪魔にならない生活動線をつくることが可能です。

またLDKからのにおいや生活音が寝室や子供部屋まで入ってくると、気になってしまいますよね。

音の場合、リビング側に収納を設けてシャットアウトする方法や、壁内に遮音材や断熱材などを施工して音の伝わりを抑える方法がおすすめです。

においに関しては、キッチンに扉を設置するか、室内の換気扇を利用して換気をするなど、においがこもらないようにするとよいでしょう。

断熱性や気密性を意識した家づくり

廊下という隔たりがない間取りは、空間全体の室温の差を少なくできますが、そのためにはメインのエアコンをフル稼働させなければなりません。

そうなれば、日々の電気代は高くなってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、断熱性・気密性を意識した家づくりをすること。

断熱・気密が確保できている家なら、少ないエネルギーで冷暖房することが可能です。

特徴対処法
断熱の高い家室内と屋外の熱移動を防ぎ、暑さ・寒さの影響を受けにくい・外壁、天井、床に断熱材をいれる
・断熱性の高い窓を利用する
気密の高い家家の隙間を防いで、空気の出入りを防ぐ・防湿テープ、気密テープ、コーキングなどを使って隙間や結露を防ぐ

まとめ

今回の記事では、限られた面積の中でも効率の良い間取りを可能にする「廊下のない間取り」について解説しました。

廊下のない間取りは空間を余すことなく使え、快適で広々とした空間や、家の機能性を高められるなどのメリットがありました。

しかし一方で、空間が一続きになっていることから「におい」や「音」が伝わりやすく、また冷暖房効率も悪くなるというデメリットも。

またプライバシーが確保しにくく、動線が集中しがちになれば、不便さやストレスを感じるかもしれません。

それらを解決するには、家の品質を高め、住み心地を意識した間取りを検討することが大切です。

断熱性・気密性を高め、必要最低限の廊下は設置するなど、間取りの配置を工夫して対策しておきましょう。

間取りの細かな要望は、注文住宅でこそ実現できます。

グッドリビングの商品プラン「TATTA!」は、ワンプライスで自由設計の家をたてるというコンセプトになっています。

品質にもこだわり、2020年省エネ基準に対応した高気密・高断熱の家が建てられます。

ご自身のライフスタイルに合わせた間取りや、費用の面など、準備を進めていくなかで、疑問点や不安な面も出てくるかもしれません。

グッドリビングは、「いい家を、より安く」をコンセプトに、お客様のご要望や理想の家のイメージなど細かくお聞きし、ご希望に合ったご提案をいたします。

住宅ローンや資金計画など、家づくりに関してご不明点などございましたら、ぜひお気軽に資料請求・お問い合わせください。

お住まいのエリアにモデルハウスがありましたら、イベントも開催しておりますのでぜひご来場ください。

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