2024.04.18
これまで戸建てはファミリー層が購入するイメージでしたが、一人暮らしの女性の方や、シニア世代の方が一戸建てを建てるケースが増えています。
特にコンパクトな平屋は生活動線がシンプルで暮らしやすく、将来も安心なバリアフリー設計にしやすいため人気です。
注文住宅を建てる魅力は、自分のライフスタイルにあわせた、理想の住まいをつくれることにあります。
今回の記事では、平屋に住むメリット・デメリット、理想的な間取りや価格帯など解説します。平屋の実例も合わせてご紹介しますので、参考にしてくださいね。
目次
ご自身の大切な時間を、存分に楽しめる平屋での暮らし。
一人暮らしの選択肢としてマンションやアパートなどがありますが、あえて平屋をおすすめするのは、快適な住空間で、プライベートな時間を思いのままに過ごせるからです。
マンションのように騒音を気にしたり、バルコニーなど共有スペースでのわずらわしさがありません。
そこで、ここでは一人暮らしで平屋に住むメリットを、6つご紹介します。
平屋なら、ペットとの暮らしも安心です。
ペットのにおいや音が生じても、近隣を気にせずに暮らせます。
また賃貸はペットNGの場合が多いですが、平屋ならその心配はありません。
長年連れ添ったペットがいても、一緒に新しい家へ引っ越せます。
庭があれば気軽にドッグランも楽しめますよね。
お散歩の後に、すぐ足を洗えるのも、平屋ならではといえます。
お庭があれば、ガーデニングや家庭菜園などの趣味を存分に楽しめます。
四季折々に花や実をつける植物たちは、季節の移り変わりをダイレクトに感じられるもの。
自然を感じながら植物たちを愛でる時間は、日々の癒しとなるでしょう。
また平屋なら音楽鑑賞や楽器演奏、ダンスなども、音や振動を気にせずに楽しめます。
平屋の魅力といえば、なんといっても段差がないこと。
階段のないフラットな間取りはデッドスペースがなく、移動がスムーズなのが特徴です。
家事の効率も良くなり、コンパクトで機能的な家事動線を実現できます。
また、バリアフリー設計も可能です。
あらかじめ引戸にする、廊下をなくす、などしておくと車いすでの移動もラクになります。
2階建ての場合、あたたかい空気は上へ、冷たい空気は下へと流れてしまうため、寒暖差が生じます。
室内の温度は体に負担をかけ、ヒートショックや熱中症を招く恐れがあります。
平屋はワンフロアなので、2階建てほど室内の温度差がなく、年中快適に暮らせます。
さらに家の断熱性能が高ければ、エアコンの効率も良くなり、節電にもつながります。
平屋は上からの荷重が少ない分、地震が来ても倒壊する可能性が少なくすみます。
また構造が正方形や長方形のようにシンプルな形であるほど、揺れのエネルギーは均等に分散されるため、耐震性は高くなります。
また外に面した部分が多い平屋は、どこからでも外に逃げられるので、逃げ遅れの心配が少なくなります。
マンションやアパートと違い、平屋は間取りを自由に決められるのも魅力。
部屋数や収納量など、自分の希望に近い形の住まいにできます。
また平屋は2階建てよりも間取りの自由度が高く、たとえば天井高を高くして、開放的な空間をつくることも可能です。
リフォームする際にも、集合住宅は管理規約による制限がありますが、戸建てなら自由にできます。
シニア世代や女性の一人暮らしにとって、平屋にはメリットがありましたが、やはりデメリットもあります。
ここでは平屋に住むデメリットを3つご紹介します。
あわせて対応策も解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
平屋はワンフロアで生活するため、居住スペースが確保できるだけの敷地が必要です。
利便性が高く人気のエリアでは、十分な広さの土地を探すのが困難になる可能性も。
また敷地や建築面積が増えると、土地の購入費や、建物の基礎・屋根のコストがかかり、固定資産税などの税金も高くなります。
対策としては、平屋のサイズをコンパクトにするのがおすすめ。
コンパクトな間取りは、家事動線を短縮でき、掃除などのメンテナンスもしやすくなります。
平屋は周辺環境によっては、日当たりや風通しが悪くなります。
土地選びの際は、二階建てなど密集地ではないか、駐車スペースを設けても敷地にゆとりがあるかなど、事前によく検討しておきましょう。
また採光や風通しを良くする工夫として、平屋の窓の位置や天井高を高くする方法があります。
高い位置から光を取りこめば、家の奥まで光が届き、空間全体が明るくなります。
天井高が高くすると、より高い位置に窓を設置できるだけでなく、視界が広がることで開放的な空間をつくれます。
平屋は、「全面が外部に面しているので、防犯性が心配」との声もよく聞きます。
実際に空き巣の侵入経路は窓からの侵入がもっとも多い、と言われています(戸建ての場合)。
室内の様子が把握されないよう、フェンスや植栽を設けて目隠しをするなど、しっかりと対策しておきましょう。
室内の様子を把握されない対策 | フェンスの設置や植栽 |
ミラーレースカーテンの設置 | |
電気をつけておく | |
侵入者を警戒させる対策 | センサーライトの設置 |
砂利を敷く | |
防犯カメラの設置 | |
侵入者の侵入を防ぐ対策 | 防犯ガラスや防犯フィルム |
窓用センサー | |
補助錠を利用 |
一人暮らしの女性やシニア世代に向いている平屋。具体的にどのくらいの広さがあればよいのでしょうか。
また平屋での暮らし方による、おすすめの間取りについても解説します。
厚生労働省によると、一人暮らしの場合、約7坪(約25㎡)あれば、健康で文化的な住生活を過ごせる広さといわれています。
さらに、ウォークインクローゼットやパントリー、書斎など、居室以外のスペースを設ける場合、約16坪(約40㎡)以上の広さが必要です。
住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準(厚生労働省
つまり、必要最低限の広さで十分であれば約7~10坪、収納などのスペースをしっかりと確保するなら約16~20坪がおすすめです。
間取りを決める際には、どのような暮らし方をイメージしているかがポイント。
ここではライフスタイルに合わせた部屋数や、おすすめな間取りの配置などをご紹介します。
物も最小限にして、シンプルな暮らしを楽しみたい方は、1LDKの間取りがおすすめ。
生活の中心となるリビングと、休息の場となる寝室で構成された1LDKは、動線が短くなり部屋の行き来がラクになります。
さらに廊下を省き、リビングや寝室などの居室から、トイレやお風呂などへ直接アクセスできるようにすれば、さらに移動は短縮できます。
高齢になり、ひとつひとつの動作が困難になっても、体への負担が少なくすみ、転倒などの危険性も抑えられます。
2LDK・3LDKは、リビング・寝室と別に、居室を設ける間取りのことです。
それらの居室は、収納スペースや趣味部屋、ワークスペースなど、用途に合わせて使えます。
また急な来客や、子どもや孫が遊びに来た際の、宿泊スペースにも使用できます。
趣味のスペースを広く取りたい、収納量を確保したい、家族や友人とのにぎやかな時間を家で楽しみたい人は、2LDK~3LDKの間取り向きといえるでしょう。
ただ部屋数が増えると、建築費用や光熱費は高くなりがちに。
掃除など手間も増えますので、無理のない範囲で検討するようにしましょう。
戸建ての坪単価は、家の構造や設備のグレードにもよりますが、約60~70万円といわれています。
また家本体のほかに、付帯工事がかかります。
グッドリビングには、お客様のご予算・スタイル・目的にあわせた商品プランがあります。そのなかで「平屋生活」は、平屋に特化したプランで、ローコストでありながら充実した標準装備が魅力です。
参考プランの価格帯は以下のようになっています。
プラン名 | N-01 | S-01 | S-00 | EW-02 | N-03 | S-06 | EW-07 |
間取り | 1LDK | 1LDK | 1LDK | 2LDK | 2LDK | 2LDK | 3LDK |
坪数/㎡数 | 15.95坪 | 12.19坪 | 10.94坪 | 19.45坪 | 19.70坪 | 21.46坪 | 24.21坪 |
建物価格 | 993万円(税込) | 868万円(税込) | 660万円(税込) | 1109万円(税込) | 1123万円(税込) | 1212万円(税込) | 1344万円(税込) |
付帯/追加工事 | 330万円(税込) | 330万円(税込) | 330万円(税込) | 330万円(税込) | 330万円(税込) | 330万円(税込) | 330万円(税込) |
合計 | 1323万円(税込) | 1198万円(税込) | 990万円(税込) | 1439万円(税込) | 1453万円(税込) | 1542万円(税込) | 1674万円(税込) |
坪単価 ※ | 62万円(税込) | 71万円(税込) | 60万円(税込) | 57万円(税込) | 57万円(税込) | 56万円(税込) | 55万円(税込) |
ここでは2つのプランをご紹介します。
「平屋生活」の1LDKプラン(N-01)は14帖のリビングと、6帖の寝室、さらに2帖のウォークインクローゼット完備の間取りです。
「平屋生活」の2LDKプラン(S-06)は16帖のリビングと、5帖の洋室が2部屋ある間取りです。
玄関にはシューズクローク、また2帖のウォークインクローゼットがあります。
リビングやホールなどの各所にも収納スペースがあり、2LDKでも充実した収納量が特徴です。
ここでは実際に、グッドリビングで建てた平屋の実例をご紹介します。
こちらは、3匹の愛猫が自由気ままに過ごせる20帖の広々としたリビングです。
庭に面した大きな掃き出し窓からは、たっぷりの光と風を取り入れられます。
リビングにはお子様の遊び場と、猫たちのキャットタワーが。
小さなお子様やペットたちがのびのびと暮らせるのも、戸建てならではですね。
リビングから続くウッドデッキは、家族との憩いの場。
子どもの外遊びやペットと戯れる時間は、かけがえのない癒しの時間となることでしょう。
またウッドデッキは、洗濯物干しスペースとしても最適。
布団やシーツなど大きいものも、たくさん干せます。
こちらは白の外壁に、グリーンの扉のデザインが印象的なグッドリビングの平屋です。
真っ白な外壁はメンテナンスが大変そうなイメージですが、グッドリビングは光触媒の外壁を採用しています。
光触媒は太陽の光で外壁に付着した汚れを分解するもの。
雨水できれいに汚れを洗い落とせるので、メンテナンスの手間がかかりません。
木目の家具が並ぶ、真っ白なキッチンは、あかるくナチュラルな雰囲気ですね。
奥にはパントリーが配置され、お料理の作業効率も上がります。
これだけ収納力があれば、乱雑になりがちなキッチンも整頓しやすくなりそうです。
ウォークインクローゼットは、出入口が2つあるので通り抜けができ、動線の中に収納を組み込むことができます。
これだけの広いスペースがあれば、冬物のダウンコートやジャケットをいくつが収納しても、まだ余裕がありそうですね。
今回は、一人暮らしの女性の方が平屋に住むメリット・デメリットについて解説しました。
ペットとの暮らしや、ガーデニングや家庭菜園などの趣味を存分に楽しめるのは、集合住宅にはない魅力といえるでしょう。
階段のないフラットな間取りは移動もスムーズ。
平屋は高齢になっても負担が少なく快適に暮らせます。
しかし平屋は採光・通風や防犯性に劣る面もあります。
平屋を購入する際には、周辺環境や防犯対策をしっかりと検討しておきましょう。
ご自身のライフスタイルに合わせた間取りや、費用の面など、準備を進めていくなかで、疑問点や不安な面も出てくるかもしれません。
グッドリビングは、「いい家を、より安く」をコンセプトに、静岡県・愛知県・神奈川県・岐阜県で40年以上の実績がある会社です。
お客様のご要望や理想の家のイメージなど細かくお聞きし、ご希望に合ったご提案をいたします。
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