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2022.04.11

そもそも【住宅ローン】ってどういうものなの?その歴史は?

 

 

◎ 住宅ローンって?◎ 

 

 「住宅ローン」は、その金額の大きさや返済期間の長さから、他にはない特殊なもののように見えますが、多くの商品を購入する際に利用されている、「割賦払い:カードショッピング利用における翌月1回払い以外の以下のお支払い方法」のひとつです。

その原型とされるのが、「割賦販売方式の不動産売買」として約100年前(1897年)の明治時代に不動産会社「東京建物」がスタートしたのが始まりとされています。

 

◎ 住宅ローンの誕生◎ 

 

スタートした当時は日清戦争に勝利した後で、日本経済が上向いており、住宅取得も手が届く買い物となりつつありました。そのための現金を高利貸しから借りるも、返済が滞りがちになるということが多くなりました。「最長15年の間に住宅の元利金を月賦で支払い、その支払いが完了すると住宅の所有権が移る」という仕組みでしたが、なかなか一般には普及とはならなかったようです。

1950年に政府系金融機関である住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)が設立されたことで、社会に「住宅ローン」の普及が進みました。

【住宅ローンをする、借りる】と言えば、住宅金融公庫…から、民間の銀行や金融機関ローン会社が参入しはじめ、金利に差をつける「優遇金利」がされるようになりました。

 

◎フラット35とは?◎ 

 

住宅金融公庫が独立行政法人化(現:住宅金融支援機構)としたことにより、自身で貸し付けを行う事が出来なくなりました。そのため、同機構が民間の金融機関と提携し、販売する【全期間固定金利型】の住宅ローンが誕生し、それが【フラット35】です。

借入時の金利が借入期間を通して変動しない、金利がフラット(平ら)で、返済期間が最長35年という意味で、【フラット35】と言います。

完済までの金利を固定することができるので、返済計画を立てやすい点が最大のメリットです。しかしながら、借入以降に大きく市場金利が下がったとしても、変動金利型の住宅ローンのように返済途中で金利が下がることはないので、【全期間固定金利型】がデメリットとも言えます。(借り換えは可能ですが、手数料が掛かります)

その反面、審査のハードルが低く、利用しやすい(年収等はそれほど重視されず、年収制限も無い)というメリットもあります


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