COLUMN コラム
自分たちのライフスタイルに合った理想の家を建てたい人に人気の注文住宅。
その中でも、1000万円代で建てられるローコスト住宅は根強い人気があります。
しかし、「安い家は性能面に劣るのでは・・・」と不安に思う人も多いようです。
そこで今回は、ローコスト住宅が安く建てられる理由や、メリット・デメリットを紹介します。
また、住んでから後悔しないための注意点についても詳しく解説しますので、家づくりを始める方は、ローコスト住宅で家を建てるかどうかの参考にしてください。
ローコスト住宅が安い理由

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ローコスト住宅が一般的な注文住宅より安く建てられる理由には、主に次のような点が挙げられます。
- ・間取りの規格化や施工の効率化による人件費の削減
- ・材料の大量発注によるコストダウン
- ・インターネット広告による広告宣伝費の削減
ローコスト住宅はその価格の安さから、金額の高いメーカーに比べて品質が劣るのでは、と心配されがちです。
しかし、実績のあるローコスト住宅会社では、こうした工夫を取り入れることで、品質を維持しながらコストを抑えた家づくりを実現しています。
ローコストで注文住宅を建てるメリット4選

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費用を抑えながら注文住宅を建てることが可能なローコスト住宅。ここでは、具体的なメリットについて解説します。
無理のない返済計画が立てられる
ローコスト住宅は、建築費用を抑えられるため、住宅ローンの借入額を抑えることが可能です。
さらに、頭金を貯めやすく、自己資金を多めに用意できるという点も挙げられます。
借入額を抑えられれば、毎月の返済負担も軽減されるため、余裕ができた分は子どもの教育費や、家族での旅行、老後資金など、ほかの生活費に使えます。
また、返済期間を短く設定できれば、利息の総支払額も抑えられるため、長期的に見た場合の経済的メリットは大きいでしょう。
契約から引き渡しまでが短く、早く住み始められる
一般的な注文住宅は、一から綿密な打ち合わせが必要であり、設計から施工まで半年以上かかることもあります。
しかし、ローコスト住宅はベースとなる設計プランがあるため、細部の調整だけでよく、打ち合わせ時間を大幅に短縮できます。
さらに、標準化した建材・設備の使用や、効率化した施工法により、工期自体も短くなります。このような理由から、ローコスト住宅は、契約してから6カ月〜8か月ほどで引き渡されるのが一般的です。
引き渡しまでの期間が短くなれば、仮住まいの費用負担も抑えられます。
また、子供がいる家庭では、子供の入学に合わせて家づくりを始める人も多いです。
ローコスト住宅は、引っ越しまでのめどが立ちやすいことから、子供の入学や出産・転勤など家族のライフステージに合わせたスケジュールが組みやすくなり、大きなメリットとなるでしょう。
予算内で広い家が建てられる
ローコスト住宅は、限られた予算内でも、比較的広い家に住むことができます。
例えば、建物費用の予算が2,000万円の場合、坪単価90万円の大手ハウスメーカーなら約22坪の家が建てられるのに対し、坪単価60万円なら約33坪の家が建てられます。
この例では、坪単価60万円の方が、約20畳分のスペースを多く確保できる計算になります。
その分を活用すれば、新たに部屋を設けたり、収納スペースを広くしたりすることも可能です。
また、ある程度の床面積が求められる平屋も候補の一つになり、住まいの選択肢も広がります。
こだわりたい部分に費用をかけられる
ローコスト住宅は、基本的な部分でコストを抑えているため、本当にこだわりたい部分に費用をかけられます。
例えば、リビングの床材を自然素材の無垢材にして美しい木目や質感を楽しめるようにしたり、キッチンの設備のグレードを上げて使い勝手を良くしたり、部分的に費用をかけることが可能です。
予算を考慮した上で、自分たちの個性を大切にした家づくりが可能になるのは、ローコスト住宅のメリットでしょう。
ローコストで注文住宅を建てるデメリット4選

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スケージュールの見通しが立てやすく、無理のない範囲での家づくりが可能になるローコスト住宅ですが、デメリットもあります。ローコスト住宅を検討する際には、ぜひしっかりと理解しておきましょう。
間取りが自由にできない
ローコスト住宅は規格化された間取りを採用しているため、標準的な家族構成に対応した間取りが多く用意されています。
そのため、子供が多い家庭や2世帯住宅など、特殊な家族構成や生活スタイルと完全に合致しない場合があります。
将来的なライフスタイルの変化に対応しきれないこともあり、長く住むうちに不便さを感じることがあるかもしれません。
また、コストを抑えるためにシンプルな間取りが多く、間取りの自由度が低く、制約を受けることも多いでしょう。
変形地や狭小地など購入した土地の形状に合わせた設計や、曲線を多用した設計、吹き抜けなどの特殊な間取りには追加費用が発生したり、そもそも対応できないケースもあります。
安っぽく見える
ローコスト住宅では、外観デザインや内装材にコストを抑えた素材や仕上げを使用することが多いため、耐久性は十分でも、見た目の質感が高級感に欠ける場合があります。
住宅街の中で同じようなデザインの家が並ぶと、ありきたりな印象となり「恥ずかしい」と感じることもあるようです。
外観や内装にこだわりたい方にとっては、ローコスト住宅のシンプルさや画一的なデザインに物足りなさを感じることがあるでしょう。
追加費用が増える
基本プランは確かに安価でも、わずかな設備のグレードアップや間取りの変更、オプションの追加によって、予算の想定以上に費用が高くなることがあります。
特に、ローコスト住宅は大量発注によって材料費を抑えているため、標準仕様からの変更は差額が大きくなる可能性があります。
標準仕様の設備や素材が自分のイメージと合わない場合、追加費用を支払ってグレードアップが必要になるケースもあるでしょう。
また、見積もり段階では明確になっていない費用(地盤改良費用、外構工事費用など)が後から発生することもあり、最終的な総額が当初の想定を大きく上回ってしまう可能性もあります。
メンテナンス費用がかかる場合がある
ローコスト住宅では、建築基準法に沿って設計されているため一定の品質は確保されています。
しかし、初期コストを抑えるために耐久性の低い素材や設備を使用していることがあり、将来的なメンテナンス費用の増加につながる可能性があります。
特に外壁や屋根は劣化が早く、10年前後でメンテナンスや交換が必要になることも。
また、断熱性や気密性が低い場合、湿気やカビなどが発生しやすく、家の寿命を縮める原因にもなります。
初期費用は安くても、長期的に見ると光熱費やメンテナンス・リフォーム費用がかかり、必ずしも経済的とは言えない可能性もあるため、注意が必要です。
ローコスト住宅で後悔しないための3つの注意点

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ローコスト住宅は、規格化された範囲内であれば魅力を発揮できますが、オプションの変更が多いと、最終的に割高になってしまいます。また、間取りが家族のライフスタイルに合っていないと、マイホームを建てた後で「こんなはずではなかった」と後悔することにもなりかねません。
このような失敗を避けるためにも、「間取り」「仕様」「アフターサービス」について、事前に確認しておく必要があります。これらは会社によってさまざまな特徴があるため、会社選びは重要です。そこで、次のようなポイントに注意しながら、しっかり情報収集を行いましょう。
間取りの制約を確認する
ローコスト住宅はコストを抑えるために、間取りを自由にできない可能性があります。
そこで、自分たちの要望に合う間取りが実現できるかどうか、購入を決める前に必ず確認しておきましょう。
【具体例】
- 壁の位置や部屋数の変更ができるか
- 水回りの配置や広さが変更できるか
- スライドドアで間仕切りができるなど、将来的な変更への対応は可能か
- 収納スペースは十分確保できそうか
- 家事や子育てのしやすい動線になっているか
- 吹き抜けや小上がりの畳スペースなど特殊な間取りにも対応できるか
標準仕様とオプションの違いを確認する
ローコスト住宅では、基本の「標準仕様」と追加費用がかかる「オプション」が明確に分かれているケースが一般的です。
特に、キッチンなどの設備類や床材、外壁など、どこまでが標準仕様なのかをよく確認しておきましょう。
標準仕様となっている設備や外装・内装材が、希望するものと大きく異なる場合は、ほかの住宅会社と比較してみることをおすすめします。
希望するものが標準仕様に含まれていれば、追加費用で予算オーバーになることも避けられます。
先述したように、ローコスト住宅は材料費を抑えているため、オプションを選択すると割高になってしまう可能性があります。
追加費用が増えすぎると、せっかくのローコスト住宅のメリットが薄れてしまうため、仕様が希望に近いローコスト住宅を選ぶことが大切です。
カタログやパンフレットに掲載されている写真には、オプション仕様で撮影されたものも多いため、標準仕様と異なる点を担当者に確認しましょう。
アフターサービスなどの保証が充実しているか
ローコスト住宅は低価格であるため、アフターサービスや保証が限定的であることが多いです。
長期間快適に暮らすためには、充実したアフターサービスや保証制度が欠かせません。
住宅会社のアフターサービス体制や保証内容を詳細に確認しておくことが、将来的なトラブルを防ぐ鍵となります。
具体的には、法律で定められた10年保証(住宅瑕疵担保責任保険)以外で、独自の保証があるかどうかを確認しましょう。
【確認すべきポイント】
- 保証期間:構造・設備・防水など、どの部分が何年間保証されるのか
- 定期点検・緊急時対応の有無:引き渡し後の定期点検や、緊急時にも対応してもらえるか。
- 有料保証の内容:無料の保証と、有料で延長できる保証がある場合、どこまでカバーされるのか。
その他にも、会社の実績や評判、財務状況なども調査しておくことが重要です。
いくら保証が充実していても、会社が倒産してしまうと保証が受けられません。
過去の施工事例を見学したり、実際の居住者の声を参考にすることで、アフターサービスの質を判断する情報を集めましょう。
まとめ
今回の記事では、新築の注文住宅をローコスト住宅で建てたいと考える方に向けて、ローコスト住宅が安く建てられる理由や、メリット・デメリット、家を建てる際の注意点について解説しました。
ローコスト住宅は、建築費を抑えることでローン返済の負担を軽減でき、その後の暮らしを充実したものにできるのが魅力です。
さらに使い勝手や住み心地など、満足度の高い家を建てるには、できるだけ自分たちの要望に合った家が建てられる会社を選びましょう。
グッドリビングは、追加費用なしの注文住宅がローコストで建てられる、定額制プラン(※建物の施工面積別)があります。
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