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アイランドキッチンは後悔する?「やめとけ」と言われる理由と導入前に確認すべきこと

アイランドキッチンはおしゃれで開放感があり、家族や友人と会話を楽しみながら料理ができると人気のスタイルです。

しかし一方で「やめとけ」といった否定的な声も多く、実際に設置した人の中には後悔を感じているケースもあります。

本記事では、アイランドキッチンの特徴やメリットに加え、後悔につながる理由を具体的に解説します。

マイホームに合ったキッチンのレイアウトを見極めるために、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもアイランドキッチンとは?

アイランドキッチンは、壁から独立して配置される、近年では人気のキッチンスタイルです。ここでは、アイランドキッチンの特徴について詳しく解説します。

基本的な特徴

アイランドキッチンとは、調理スペースが壁や柱に接しておらず、独立して配置されるスタイルのキッチンを指します。

リビングやダイニングから隔てる仕切りがないため、キッチン自体がLDKの中心に位置づけられるのが特徴です。

調理台の形状はシンプルな長方形が多いですが、L字型や変形カウンターを取り入れるプランもあります。

また、背面には収納やシンク付きカウンターを配置するなど、動線を効率的に確保するケースも一般的です。

“アイランド”の名の通り、空間の中に島のように浮かぶ存在としてデザインされるため、キッチンが生活空間の主役となりやすいのが大きな魅力です。

設置に必要な広さ

一般的に調理台の周囲には、最低でも90センチ、理想的には120センチ以上のスペースを確保することが推奨されています。

つまり、キッチン本体のサイズに加え、周囲の回遊スペースを含めると、LDK全体で15〜20畳以上の広さが望ましいといえるでしょう。

また、設置面積が小さすぎると作業効率が落ちたり、アイランドキッチンの魅力である開放感が損なわれてしまいます。

そのため、平面図上だけでなく、実際に家具や家電を配置したときの動きをイメージしながらの設計が重要です。

代表的なレイアウトの種類

アイランドキッチンには、調理台のみを中央に配置するタイプと、コンロやシンクを組み込んだタイプがあります。

シンプルなのは、背面にコンロや収納をまとめるセパレート型。調理と片付けの動線を分けられるため、より効率よくキッチンで作業できます。

アイランドにコンロを組み込む一体型は、調理中にリビングへ視線を向けられるのが魅力。

近年は、ダイニングテーブルを横並びに配置するレイアウトも人気で、生活スタイルに応じて多彩なアレンジが可能です。

どんな空間に向いているか

アイランドキッチンは、広いLDKや家族の集まる空間に特に向いています。

リビングやダイニングと仕切りなくつながるため、調理しながら会話を楽しんだり、子どもの様子を見守ったりしやすいのが特徴です。

一方で、コンパクトな住まいや収納が限られる空間では不向きなケースも。

そのため、間取り全体のバランスや暮らし方を考えたうえでの検討が必要です。

アイランドキッチンが「やめとけ」と言われる理由

アイランドキッチンは、おしゃれで開放的な人気のレイアウトですが、実際に取り入れると使いにくさを感じる人も少なくありません。ここでは、アイランドキッチンがなぜ「やめとけ」と言われるのか、後悔しやすいポイントから解説します。

片付けないと生活感がでやすい

アイランドキッチンはどの方向からも見渡せる配置のため、調理器具や洗い物が残っているとすぐに目についてしまいます。

特にリビングやダイニングと一体になっている間取りでは、片付いていない状態がそのまま空間全体の印象に影響します。

そのため、常にすっきり見せるには使ったものをすぐにしまう習慣や、作業台に余計なものを置かないように保つなど工夫が必要です。

油はねやニオイが気になる

壁に囲まれていない分、調理中の油はねや煙、料理のニオイが広がりやすいのもデメリットです。

焼き物や揚げ物をよくする家庭では、床や家具に汚れが付着したり、リビングにニオイが残ることも。

性能の高いレンジフードや間取り配置で軽減はできますが、完全に防ぐのは難しい場面もあるでしょう。

設置に広めのスペースが必要

アイランドキッチンは周囲をぐるりと回れる動線が魅力ですが、その分だけ広さが求められます。

キッチン本体のサイズに加え、周囲を回遊できる通路幅として80〜100cm程度は必要です。

そのため、LDK全体で15畳以上、できれば20畳前後あるのが理想的。

見た目に惹かれて採用しても、実際にはスペース不足で不便になるケースがあるため、設計段階でしっかり確認する必要があるでしょう。

収納不足になりやすい

壁付けタイプと違い、アイランドキッチンは吊り戸棚などを設置しにくいため、収納力が不足する傾向があります。

調理器具や食器が多い家庭なら、背面に大容量の収納棚を設けたり、パントリーを組み合わせたりして補う工夫が必要になるでしょう。

見せる収納を活かすスタイルもありますが、整理整頓の習慣が求められるのは理解しておいてください。

コストがかかる

アイランドキッチンは、通常の壁付けキッチンに比べて施工コストが高くなる傾向があります。

理由としては、配管や電気配線を床下から立ち上げる工事が必要なこと、レンジフードや照明の位置に工夫が求められること。

広さを確保するために間取りの自由が制限されるケースもあります。

全てのマイホーム作りで言えますが、優先したい要素とコストのバランスを見極めが大切です。

アイランドキッチンのメリットと魅力

アイランドキッチンは、単なるデザイン性の高さだけではなく、日常生活を快適にする具体的な魅力が多くあるため、多くの住宅で人気のスタイルになっています。ここでは、アイランドキッチンのメリットと魅力について解説します。

開放感でおしゃれな空間になる

LDKに独立して配置されるアイランドキッチンは、仕切りがないため開放感を演出しやすいのが大きな魅力です。

キッチンにリビングやダイニングとの一体感が生まれ、空間全体が広々と見えます。

また、デザイン性の高い照明やカウンターを組み合わせれば、インテリアの主役として映える存在になります。

生活感を抑えながら、モデルルームのような雰囲気を実現できるのも人気の理由です。

家族とコミュニケーションが取りやすい

リビングやダイニングと一体化しているため、調理をしながら家族と自然に会話ができるのもメリットです。

小さな子どもの様子を見守りながら料理をしたり、配膳や片付けを家族で協力して行ったりと、コミュニケーションのきっかけが増えます。

空間を共有する感覚が強く、LDKが家族が集まりやすい場所になるでしょう。

動線の効率が良い

アイランドキッチンは四方から出入りできるため、調理や配膳、片付けの動線がスムーズです。

複数人で同時に作業するときにも動きやすく、ストレスを減らせます。

リビングやダイニングへのアクセスも短く済むため、料理を運ぶ動きも効率的。家族や友人と料理を楽しむシーンでも、混雑しにくく快適に使えるのが特徴です

アイランドキッチンで後悔しない導入時のチェックポイント

アイランドキッチンは魅力的な一方で、計画を十分に練らないと使いにくさを感じやすいレイアウトです。導入を検討する際は、見た目だけで判断せず、日常の使い勝手を考えてチェックしてみてください。

換気やコンロの位置

アイランドキッチンでよく挙がる後悔の一つが、油はねや匂いがリビングに広がりやすいことです。

そのため、コンロを設置する場合は強力な換気設備を整えることが必須です。

天井から吊り下げるレンジフードを設けたり、ダクトの位置を工夫したりすれば、空間全体に臭いや煙も残りにくくなります。

料理の頻度が高い家庭では、コンロを壁側に置き、アイランドを作業台として使う方法も検討すると安心です。

収納スペースの確保

アイランドキッチンは開放的な分、壁面を利用できず収納が不足しがちです。

後悔を避けるには、背面収納やカップボードなどとの組み合わせが必要になります。

調理器具や食器だけでなく、調味料や消耗品の置き場をあらかじめ想定し、スペースを確保しておきましょう。

カウンター下に引き出しを設けたり、パントリーを併設したりすると、見た目のすっきりさと使いやすさを両立できます。

キッチン近くにパントリーを併設するのも有効です。

掃除・メンテナンスのしやすさ

リビングに近いアイランドキッチンは、常に人目に入るため清潔感が欠かせません。

特に天板やシンクに汚れが残るとすぐ目立つので、素材は掃除がしやすく、耐久性のあるものを選ぶと安心。

近年では、人工大理石やステンレスは扱いやすく人気です。

また、水回りのメンテナンス性も考え、排水や配管にアクセスしやすい設計にしておくと長く快適に使えるでしょう。

アイランドキッチンと他キッチンレイアウトの違い

キッチンの形は暮らし方や間取りに直結するため、選び方で使いやすさが大きく変わります。ここでは、アイランドキッチンと他のキッチンレイアウトの違いについて解説します。

ペニンシュラキッチンとの違い

ペニンシュラキッチンは、アイランドとよく比較されるレイアウトです。

アイランドが四方を壁から離して配置されるのに対し、ペニンシュラは片側が壁やカウンターとつながっているのが特徴です。

そのため動線は一周できるわけではありませんが、設置面積が少なくて済み、限られたLDKでも導入しやすいというメリットがあります。

また、コンロやレンジフードを壁側に配置できるので、換気や油ハネの処理がしやすく、掃除の手間を抑えやすいのも魅力です。

ただし、見た目の開放感や回遊動線の自由度はアイランドに劣るため、「見せるキッチン」を重視するなら物足りなさを感じる場合もあるでしょう。

壁付け・I型・L型キッチンとの違い

壁付けやI型キッチンは、壁に沿って直線的に配置されるシンプルなスタイル。

スペースを取らず、動線が一直線になるため限られた空間を有効に使えるのが大きな特徴です。

リビングに背を向けて作業することになりますが、家具の配置がしやすく、スペースを広くとれます。

I型は壁沿いに直線で配置するため動線がシンプルで、施工コストも抑えやすい形式。L型は角を活用してシンクとコンロを分ける配置です。

交流を重視するならアイランド、効率やコストを優先するなら壁付け・I型・L型と考えると、自分の暮らし方に合った選び方がしやすいでしょう。

実例で見るアイランドキッチンの成功例

ここでは、実際に取り入れられたアイランドキッチンの実例を紹介します。マイホームに取り入れたいキッチンのイメージを膨らませてみてください。

①グレー×窓の光で演出するシックなアイランドキッチン

グレーを基調としたアイランドキッチンで洗練された空間に。

背面に設けられた窓から自然光が差し込んでいるので、重くなりがちな色合いでも明るさと開放感があります。

背面にカップボードを組み合わせており、収納力も十分です。

シックな色合いと光のバランスを取り入れることで、落ち着いた雰囲気と機能性を両立した空間に仕上がっています。

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②木材を基調としたアイランドキッチン

木材をベースにしたアイランドキッチンは、温かみのある雰囲気を演出。

床材やキッチン本体に木の素材感を取り入れているので、空間全体がやわらかく包まれるような印象になっています。

木材は照明との相性も良く、間接照明を組み合わせればカフェのようなリラックス感も演出できます。

アイランドキッチンは、デザイン次第でナチュラルにもモダンにも変化させやすく、幅広いテイストに対応できるのも特徴です。

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アイランドキッチンだけじゃない!他レイアウトの実例

アイランドキッチンだけでなく、ペニンシュラキッチンなどのレイアウトも人気です。ここでは、さまざまなスタイルのキッチンをご紹介しますので、アイランドキッチン以外の選択肢も視野に入れてみてください。

①折り下げ天井が映えるシックなキッチン

折り下げ天井に木目を取り入れることで、キッチン空間に奥行きと温かみを演出したキッチンです。

天井の存在感が黒を基調としたデザインを引き立て、全体を落ち着いた大人の雰囲気に。

背面には作り付けのカップボードを設けており、収納力も十分。

見せたい物と隠したい物をバランスよく収められるため、すっきりと整った印象を保てます。

コチラの実例▶ホテルライクな生活が叶う家 | グッドリビング株式会社

②白とグレーで爽やかに仕上げたオープンキッチン

白とグレーを基調とした柔らかな色合いが特徴のオープンキッチンです。

背面には明かり取りの窓を設けており、自然光がカップボードを明るく照らし、清潔感あふれる雰囲気を演出しています。

キッチン横には大きめのパントリーを配置。

食材や調理器具をまとめて収納できるため、見た目も美しく機能的です。

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③カフェライクな雰囲気漂うキッチン

バーやカフェのような雰囲気を取り入れた、遊び心のあるペニンシュラキッチンです。

木目を基調とした内装が温かみを感じさせる一方で、キッチン部分のデザインが空間を引き締めています。

キッチン横にはドアを設けて動線を工夫。

買い物帰りの荷物をスムーズに運び込めるなど、日常的にも暮らしやすい住まいです。

毎日の料理を少し特別な時間に変えてくれるキッチンといえるでしょう。

コチラの実例▶アメリカンスタイルなお家 | グッドリビング株式会社

アイランドキッチンと他のレイアウト、どっちがおすすめ?

マイホームに最適なキッチンタイプは住まいの広さや暮らし方によって変わります。ここでは、アイランドとペニンシュラ・壁付けそれぞれのキッチンが合うケースをご紹介します。

アイランドキッチンが合うケース

アイランドキッチンがより向いているのは、次のようなケースです。

  • 家族やゲストと会話を楽しみながら調理したい
  • 広いLDKを確保できる
  • キッチンをインテリアの主役にしたい

アイランドキッチンが合うのは、家族や来客との時間を大切にしたい人や、広いLDKを確保できる住まいです。

調理や片付けをしながらリビングにいる家族と会話でき、子どもの様子を見守りながら作業できるのは大きな魅力。

見た目に開放感がありデザイン性も高いため、インテリアとしてキッチンが住まいの主役にもなります。

ただし、十分な広さを確保できないと窮屈になったり、生活感が出やすいため、間取りのバランスや収納プランと一緒での検討が必要です。

広い空間と「見せるキッチン」を楽しみたい住まいにこそ、アイランドはおすすめといえます。

ペニンシュラや壁付けが合うケース

ペニンシュラや壁付けがおすすめなのは、次のようなケースです。

  • 限られたスペースを効率よく使いたい
  • 油はねやニオイ対策をしっかりしたい
  • コストを抑えつつ使いやすさを重視したい

ペニンシュラや壁付けのキッチンが合うのは、限られたスペースを効率よく使いたい場合や、掃除やメンテナンスのしやすさを重要視したい場合です。

ペニンシュラは片側が壁につながっているため、アイランドよりも省スペースで設置でき、動線がシンプルになるのが特徴です。

また、レンジフードやコンロを壁側に配置できるので、油ハネやニオイ対策も取りやすく、日常的にも快適に使えます。

壁付けキッチンなら、空間を広々と使いたい場合や、コストを抑えたい場合にさらに向いています。

調理中に孤立しやすい面はありますが、その分リビングを広く活用できるので、生活スタイルに合わせた選び方がしやすいレイアウトです。

まとめ

今回は、アイランドキッチンがやめとけと言われる理由や、メリット・デメリットについて解説しました。

アイランドキッチンは開放感やおしゃれさが魅力的ですが、スペースや収納、掃除のしやすさなどを考えずに導入すると後悔するケースがあります。

ペニンシュラや壁付けといった他のレイアウトとの違いを理解し、自分の生活スタイルに合うかどうかを見極めましょう。

新しい住まいやリフォームを検討している方は、家族の暮らし方や将来のライフスタイルをイメージしながら、理想のキッチンを選んでみてください。

当グッドリビングでも、マイホームに関する無料相談を受け付けています。

マイホームに合うキッチンで悩んでいる方、理想の間取りで悩んでいる方は、ぜひモデルハウスまでお越しください!

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監修者情報

グッドリビング広報部

累計15000棟以上の実績があるグッドリビングが、WEBサイト上の情報をまとめただけの簡易的な記事でなく、実際のお客様とのコミュニケーションの中である悩みや疑問をテーマにしています。真剣に新築注文住宅を検討している読者に役立つ、価値ある中身の濃い情報をお届けしています。

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