COLUMN コラム

注文住宅を建てるなら、「おしゃれでかわいい平屋に住みたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
今回はそのような家を実現するために、知っておきたいポイントを解説します。外観・内装の視点から解説しますので、ぜひ家づくりのヒントにしてください。
また実際に建築されている施工事例も合わせて紹介します。インテリアの雰囲気なども参考にしてくださいね。
おしゃれでかわいい平屋づくりのポイント

「おしゃれでかわいい平屋」には、温かみのあるナチュラルな雰囲気や、カフェ風のデザインをイメージされる方が多いのではないでしょうか。まずは、そのような家を作るためにおさえておきたい、外観と内観のポイントをご紹介します。
外観
外観は、「屋根」「外壁」「家回り」の3つにまとめて解説します。
屋根

おしゃれでかわいい雰囲気の外観には、切妻屋根(きりづまやね)や片流れ屋根(かたながれやね)がおすすめです。
切妻屋根とは、屋根の形が三角形になっており、北欧風やカントリー風のデザインと組み合わせると、可愛らしく親しみを感じる外観になります。
片流れ屋根は、一方向に傾斜した屋根のことを指します。すっきりとした印象から、モダンなデザインとよく合います。
また、傾斜のある屋根裏部分を活用して、リビングを吹き抜け風にしたり、ロフトを設けたりできます。
外壁
外壁は、温かみがあり、優しい雰囲気の色合いが人気です。
例えば、ベージュや白、淡いグレーなどをベースに使うと、他の素材を合わせやすくなります。
おしゃれでかわいい外観にするなら、ぜひ自然素材のものを取り入れてみましょう。
レンガ調のタイルや木製の玄関ドアなどを組み合わせると、ナチュラルな雰囲気になります。
【組み合わせの一例】
ホワイトベース

自然の風合いとモダンな雰囲気が調和した外観。ホワイトの外壁に木の素材を組み合わせている。
アイボリーベース

アイボリーをベースに、オリーブグリーンを差し色にした外観。温かみがあり親しみやすい雰囲気に。
家回り
庭・駐車場・アプローチを作るポイントは、ナチュラルな雰囲気を活かしつつも、機能性を兼ねたデザインを意識しましょう。
外構に、レンガ・枕木・ウッドデッキ・シンボルツリー・芝生を取り入れるとナチュラルな雰囲気を演出できます。
またリビングと行き来できるウッドデッキは、デザイン性だけでなく、家族の憩いの場や洗濯物を干す場としても活かせます。
【家回りのアイデアの一例】
フェンスや門扉 | 木製やアイアン製でナチュラル感を演出 |
アプローチ(玄関までの通路) | 枕木やレンガでカーブを付け、通路沿いに小花を植えると、優しくて かわいい雰囲気 |
シンボルツリー | 葉が落ちにくいオリーブ、シマトネリコがおすすめハーブ、花壇が あれば、季節を感じる場に |
駐車場 | コンクリートの間に芝生、レンガ、白い砂利、ウッドチップなどを入れてナチュラル感をプラス |
内装
おしゃれでかわいい内装を作るには、空間全体のバランスを意識することが大切です。
インテリアテイスト
「シンプルモダン」「ナチュラルモダン」「ホテルライク」など、インテリアの雰囲気を決めるインテリアテイストは、さまざまなものがあります。
おしゃれでかわいい雰囲気には、ナチュラルで温かみのあるデザインや、カフェのようにくつろげるデザインが人気です。
温かみのある北欧風

インテリアテイストの中で、長く愛されている北欧風の空間は、温もりを感じる木製家具と、シンプルでモダンな印象のデザインを組み合わせているのが特徴です。
日本の風土にも合わせやすく、違和感なく取り入れられます。
大きな窓や高い天井など、明るく開放的なデザインと相性が良く、壁や天井は白やクリーム色で統一することが多いです。
アクセントとして、壁の一部分にパステルカラーなどを用いたり、ファブリックに目を引く大柄のデザインや派手な色を使用したりすることもあります。
おしゃれなカフェ風

おしゃれでかわいい家の特徴として、北欧風と並んで注目されるのが、カフェ風のインテリアです。
こちらはインテリアにレトロ感を取り入れ、落ち着いた雰囲気に仕上げた空間が特徴です。
天井を部分的に下げ、背の低い家具やローソファーを使うと、リラックスしやすい雰囲気が作れます。
アンティーク家具や照明などと組み合わせて、レトロ感を演出しても良いでしょう。
キッチン

キッチンは本来、料理をする場所ですが、インテリアとしてもこだわれる場所です。
キッチンの扉を木製にしたり、壁にタイルを採用したり、おしゃれな空間が作れます。
最近では対面キッチンが主流ですが、キッチンの前壁をなくしたアイランド(キッチンがどの壁にも設置していない独立したキッチン)やペニンシュラ(キッチンの一方が壁に設置しているキッチン)キッチンもおすすめです。
背面の収納にはキッチンのデザインに合わせた木製の収納家具や、壁にカウンターを設置して、お気に入りの小物や小さめのグリーンを飾るのも素敵ですよ。
照明
照明は、部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
シンプルですっきりした印象なら、天井に照明器具が埋め込まれているダウンライトや、壁や天井の凹みの照明器具を取り付けた間接照明が適しています。
天井が傾斜している勾配天井の場合は、対応した照明を選びましょう。
インテリアの一部分として使うなら、天井から照明器具を吊り下げて使う、ペンダントライトがおすすめ。
種類も豊富にあるので、自分好みの物を組み合わせることができます。
天井
おしゃれな空間を作るには、天井も大きなポイントとなります。
天井が高く、空間が上に広がる吹き抜けは、自然光をたっぷり取り込み、開放感があります。
片流れ屋根などの形状を活かし、天井に傾斜をつけた勾配天井は、ロフトなどにも活用できます。
また、広いリビングなどの天井に高さを出せるのは、平屋ならではとも言えるでしょう。
平屋に住むメリット

機能性の良さなど、若い子育て世代から支持されている平屋ですが、実際に住んでみるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つのメリットをご紹介します。
コンパクトな生活動線が作れる
平屋は生活がワンフロアで完結するので、移動が少ないのが大きなメリット。
例えば、2階建ては洗濯機が1階にあり、日当たりの良い2階のバルコニーに洗濯物を干すご家庭が多いでしょう。
しかし平屋なら、「洗濯する(脱衣所から回収する)」「干す」「しまう」が、同じフロアでできるので、移動の負担が少なく済みます。
階段などのスペースが必要ないため、コンパクトな生活動線が作りやすく、家事の時間短縮につながります。
家族とのコミュニケーションがとりやすい
平屋は同じフロアで家族が生活するので、コミュニケーションが取りやすいというメリットもあります。
家族のスケジュールがバラバラで、全員がそろわないというご家庭でも、同じフロアにいれば、様子は把握しやすくなります。
さらに、リビングを中心とした間取りなら、自然と家族が集まる機会も増えるでしょう。
小さな子供がいるご家庭なら、家事をしながら子どもの様子を見守ることも可能です。
長く住み続けられる
平屋は家族のライフスタイルにあわせた間取りを作りやすいため、長く住み続けられます。
年齢を重ねるうちに、階段の上り下りが負担になっても、平屋なら大規模なリフォームをすることなく過ごせます。
また、屋根などの荷重をクリアできれば、壁が少ない開放的な間取りも可能です。
壁が少なければ、将来車いすが必要になっても移動がしやすくなります。
さらに、平屋は構造的に安定しやすいことから、地震の揺れにも強いという特徴もあります。
平屋を建てる際の注意点

平屋を建てる際には、防犯やプライバシーの確保など気を付けておきたい点があります。詳しく解説しますので、しっかり押さえておきましょう。
防犯を意識する
平屋は全室が地面に接地しているため、空き巣に狙われやすいというデメリットがあります。
家を留守にしがちなご家庭は狙われやすいので注意しましょう。
また警視庁の調査によれば、戸建ては窓からの侵入が多いというデータもあります。
換気のために窓を開けたまま閉め忘れていた、ということもありますので、外出時はとくに戸締りには
気を付けましょう。
さらに、防犯ガラス、防犯カメラ、人感センサー付きの外灯など、対策もしておくと安心です。
プライバシーを確保する
平屋は家の様子が分かりやすいことも挙げられます。特に道路に面した家や、リビングに大きな窓がある家は注意が必要です。
道路に面している場合は、アプローチを長くして視線が届きにくいようにしましょう。
また植栽やフェンスは、外からの目隠しにもなります。
室内側からは、縦長・横長の細長い窓を部分的に取り入れたり、特殊な加工で光を反射して外からの視線を遮るミラーレースカーテンを採用すると良いでしょう。
適した収納スペースを作る
平屋は敷地の形状や大きさによって、限られたスペースで間取りを作るため、リビングや居室スペースを優先すると、収納スペースが足りなくなるケースもあります。
こういった失敗を避けるためにも、間取りを決める際には必要な収納量を確認し、必要な箇所に収納スペースを配置するようにしましょう。
おしゃれでかわいい平屋の施工事例

最後に家づくりの参考となる施工事例をご紹介します。真似したくなる、おしゃれでかわいいポイントを一緒に見ていきましょう。
ナチュラルスタイルのロフト付き平屋

高い天井で、空間がより広く感じられるリビング。木のぬくもりを感じる梁は、空間のアクセントに。
傾斜した天井の一番高い位置(写真左側)には、収納にも利用できるロフトを配置。
インテリアも柔らかい色合いでまとめられ、とても居心地のよい空間になっています。

キッチンは木目調のものを採用。
キッチンからはリビング全体を見渡すことができ、家族とのコミュニケーションを楽しみながら料理ができます。
詳しい施工事例:ナチュラルスタイルのロフト付き平屋モデル
明るくかわいい平屋のお家

清潔感のある白い外壁に、木製の玄関ドアと赤いポストが印象的な外観。シンボルツリーやアプローチのタイルが、素朴で温かみのある雰囲気に。

キッチンは存在感のあるペニンシュラキッチン。カウンターが広いので、配膳もスムーズに。
頭上には丸いペンダントライトが3つ並べて、カジュアルで柔らかい印象に。

広くて明るいリビング。壁付けの時計やところどころに置かれた小物がおしゃれでかわいいですね。
ウッドデッキのある庭は、高いフェンスを設けて家族のプライベートな場所に。
詳しい施工事例:明るくかわいい平屋のお家
まとめ
今回のコラムでは、「おしゃれでかわいい平屋」を作るポイントについてご紹介しました。
大事なのは、外観・内装それぞれのポイントを押さえながら、コーディネートしていくこと。
ぜひ理想の家づくりの実践に役立ててくださいね。
「もっと実例を見てみたい」「性能も重視して、快適な暮らしも手に入れたい」など、家づくりへの具体的な話が聞きたい方向けに、グッドリビングでは無料相談も行っています。
今回ご紹介した施工事例や、グッドリビングで建てられる注文住宅の仕様も確認いただけますので、ぜひHPもチェックしてみてください!
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