「家の顔」とも言えるほど、家族や来客が最も長く過ごす空間であるリビング。
そんなリビングがおしゃれでリラックスできる空間なら、いつもと変わらない日常の暮らしの中でも、少し気分が上がりますよね。
今回は、おしゃれなリビングの実例を紹介するとともに、おしゃれなリビングを作るコツや注意点を解説します。
誰かを呼びたくなるおしゃれなリビングを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは、おしゃれなリビングの実例を8つご紹介します。
ご自身が作りたいリビングのイメージを膨らませてください。
ホワイトを基調とした内装に、ダークトーンの家具を置くことで大人感のあるシックな雰囲気に。
ホワイトが中心の内装は、家具次第で可愛らしくも、かっこよくも演出できます。
全体をダークトーンでまとめて高級感がありつつも、天井とフローリングの柔らかさで温かみのある空間に。
ところどころに緑の植栽をプラスし、ダークトーンが持つ無機質な印象をさらに柔らかく演出しています。
シンプルな内装のリビングに、少しレトロさがあるテーブルとモダンなソファを合わせることで、ナチュラルモダンな印象に。
天井のペンダントライトは、剝き出しの電球が少しレトロさがありながらも、天井のバーがモダンさを兼ね備えているので部屋の雰囲気にぴったりです。
ホワイトと木目調を基調とした内装で、誰もがリラックスできるナチュラルな雰囲気のリビング。
内装の雰囲気に合わせた木目調やベージュの家具で、統一感のあるおしゃれな空間に仕上がっています。
ホワイトの内装とフローリングに合わせた木目調の家具を置くことで、木に温かみを感じる空間に。
ナチュラルさの中に、あえてスタイリッシュモダンなテーブルを置き、メリハリのあるリビングに仕上がっています。
シックで落ち着いた印象ながらも、木目調の家具や植栽で柔らかい印象を感じるリビング。
シンプルな内装でも、目につきやすい場所にアクセントクロスを持ってくることで、おしゃれな雰囲気はグッとアップします。
内装や家具がグレー系で統一され、リラックス感のある落ち着いたリビング。
天井の高い開放的な空間に低めの家具を設置し、まるでリゾートホテルのような雰囲気に仕上がっています。
全体が広く、明るく、そして開放的なリビング。
ナチュラルな雰囲気の内装の中に、締め色となるブラックを要所に配置することで、柔らかい印象ながらも全体にまとまりがある空間に仕上がっています。
おしゃれなリビングを目指したいものの、何をすればいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
ここからは、おしゃれなリビングをつくるコツを8つ紹介しますので、自分らしいリビングを形作る参考にしてみてください。
おしゃれなリビングと言ってもさまざまな雰囲気があるため、最も大切なのが自分がなりたいデザインのテイストを決めておくことです。
たとえば、リビングのデザインのテイストには次のようなものがあります。
北欧スタイル | シンプルで機能的なデザインと、自然素材を活かした温かみのあるインテリア。 ホワイトやグレーを基調に、アクセントカラーとして淡いブルーやグリーンを取り入れることが多い。 |
インダストリアル | 倉庫や工場のような無機質さを活かした、クールなデザイン。 ブラックやダークグレー、ブラウンを基調とし、金属やレンガなどの素材がよく使われる。 |
モダン | シンプルで洗練されたデザインを意識した都会的なスタイル。 ブラックやホワイト、グレーなどのモノトーンが多く、シルバーなどの金属素材を合わせることも。 |
ジャパニーズモダン | 和の要素を取り入れつつ、現代風にアレンジされた落ち着きのあるスタイル。 ベージュやブラウン、ダークグリーンといった落ち着いた色合いがよく使われる。 |
インテリアのテイストが定まっていないと、家具や小物の組み合わせに統一感が生まれず、ごちゃごちゃした印象のリビングになってしまいます。
どういったテイストにするか最初に決めておくことで、インテリアと内装全体が調和し、洗練された印象を生み出せます。
統一感のあるリビングは、訪れる人にも「おしゃれで良いな」と感じてもらいやすく、自分自身も心地よく過ごせる空間に仕上がるでしょう。
リビングをおしゃれに見せるためには、基本となるカラーも決めておきましょう。
基本となるカラーは合計3色くらいがちょうどよく、部屋の中に「ベースカラー70%・アソートカラー25%・アクセントカラー5%」の割合で配色できると洗練された雰囲気になります。
ベースカラーとは天井や壁といった部屋の内装カラーのこと、アソートカラーとはカーテンや建具といった家具のメインとなるカラーのこと、アクセントカラーとはクッションや装飾など部屋の雰囲気を印象付けるカラーのことです。
それぞれのカラーは、目指したいテイストや好きな色を選んでもいいですが、カラーによって次のように印象が違います。
ホワイト | 光を反射し、空間を広く見せる効果がある。 明るく清潔なイメージで、シンプルモダンや北欧スタイルに多く使われるカラー。 アクセントカラーが映えやすい特徴があり、さまざまな色と組み合わせやすく、デザインの幅が最も多い。 |
ベージュ | 柔らかく、温かみのあるナチュラルな印象を与える。 カントリースタイルやボヘミアンテイストに合いやすいカラー。 ウッド家具や観葉植物とも相性が良く、リラックスできる居心地の良い空間を作れる。 |
グレー | 控えめでシンプルな印象を与えつつ、インテリアを引き締める効果がある。 都会的で洗練された雰囲気になりやすく、モダンスタイルやインダストリアルスタイルと合いやすいカラー。 ほかの色と組み合わせても調和しやすく、上品で落ち着いたリビングが演出できる。 |
ネイビー | 深みがあり、落ち着いた印象を与える。 グレー同様にシックな雰囲気を持ち、家具や小物の色次第でモダンにもクラシックにも調整しやすいカラー。 アクセントにゴールドやシルバーのアイテムを合わせると、さらに上品で高級感のある空間になる。 |
ブラウン | 自然素材を感じさせる色で、木材との相性が抜群。 ベージュ同様、暖かみのある落ち着いた雰囲気を作り出し、カントリーやジャパニーズモダンスタイルに取り入れやすいカラー。 リラックス効果があり、長く過ごしたくなるような居心地の良さを生み出せる。 |
ブラック | 空間を引き締め、スタイリッシュで高級感のある印象を与える。 インダストリアルやモダンスタイルで多く使われており、アクセントカラーや照明が効果的に引き立つため、他の色と合わせてバランスを取りやすいカラー。 大人っぽい落ち着いた空間が演出できる。 |
リビング内で統一されたカラーがあると、家具や小物選びでも迷いにくくなり「おしゃれなリビング」にふさわしいインテリアが自然と集められます。
空間の中のアイテム数を少なく保ち、スッキリさせることも、おしゃれなリビングに見せるポイントとなります。
インテリアにおいてアイテム数が多すぎると、視覚的な情報が増えて散らかった印象を与えがちに。
アイテムを絞り空間を整えることで、ひとつひとつの家具や装飾の魅力が引き立ち、洗練された雰囲気が生まれます。
また、アイテム数が少なければ、余白や広がりが生まれ、ゆとりある空間に感じられるようになります。
特にリビングは、みんながくつろぐ空間であるため、リラックスした時間を過ごすために視界に余裕がある方が落ち着いた気分にもなりやすいでしょう。
リビングにある家具の高さを均一にすると、落ち着きのある空間に見せられます。
高さがバラつきがある家具は、視線が散らばるため全体にまとまりがない印象に。高さを揃えることで空間に統一感とスッキリ感が生まれます。
特に、全体的に背が低めの家具を使えば、壁の面積が広く見えるため、開放的でスタイリッシュな印象に仕上がるでしょう。
上に抜ける視線が空間を立体的にも感じさせるため、おしゃれなリビングを目指したいときは、背が低めの家具を選んでみるのもおすすめです。
リビングは、家族が頻繁に集まるだけでなく、来客が訪れることもあるため、どうしても散らかってしまうことが多いでしょう。
しかし、おしゃれなリビングでも生活感が見えてしまえば、洗練された印象の良さは減退します。
リビング周辺に収納スペースを作るなど、収納を活用してリビングに必要なものをスッキリ隠す工夫が必要です。
生活感を隠し切れれば、インテリアや家具もより際立ち、リビング全体のスタイルがさらに洗練された印象になるでしょう。
間取り図などのイメージもあるためリビングは平面として取られがちですが、空間の奥行きを意識することで立体的な広がりが生まれ、より洗練された印象になります。
立体感を生み出す方法の1つが、インテリアの配置。
たとえば、観葉植物やシェルフを要所に配置し、縦方向に空間を使えば、視線が自然と上下に流れて部屋がより広く感じられます。
また、アートや写真を飾ったり、複数の照明で明るさに明暗をつけると、空間に動きが生まれてより立体的でおしゃれな雰囲気が引き出せるでしょう。
観葉植物などでリビングにグリーンを取り入れると、自然の鮮やかさが加わり、空間全体が生き生きとした印象になります。
特に、無機質な印象のインテリアに対しても、植物は柔らかい雰囲気と色合いや、動きを与えてくれるため、温かくリラックス感のある空間を演出できるでしょう。
また、植物が成長して生きている様子を感じられるのも自然ならではの魅力。
見た目の華やかさだけでなく、心にもゆとりを感じる居心地のいい空間に仕上がります。
おしゃれなリビングを目指すなら、視線が集まりやすい場所にアクセントを加えることも効果的です。
リビングは人が集まる場所のため、最初に目に入る部分に工夫を凝らすと、空間全体が引き締まった印象を与えられます。
たとえば、キッチン側の壁やテレビ側の壁、リビングに入るドアを開けたときに最初に目に入る壁周辺などが効果的。
アクセントクロス・植物・オブジェなどで飾れば、まず最初に目を引き、おしゃれな印象づけをできます。
視線の集まる場所を意識して華やかにすることで、リビングは一層おしゃれに見えるでしょう。
おしゃれなリビングは誰もが憧れますが、空間を形作っていく上で少しだけ注意点があります。
これからおしゃれなリビングを目指す方は、次に紹介する部分にも注意して自分好みのリビングに仕上げてみてください。
家の間取り配置にもよりますが、洗面所や居室へのルートなどリビングが生活の動線になっているケースは多いです。
家事や日常生活を送る上で、どうしてもリビングを通ることになるため、おしゃれなリビングをめざしつつもしっかり動線は確保しておく必要があります。
そのため、家具を配置する際には、通路の幅や移動のしやすさも考えて決めましょう。
一般的に、通路に必要な幅は60cm。難しい場合は30cmだと言われています。
通路になりやすい部分のインテリアはシンプルにまとめ、見た目と実用性を兼ね備えたレイアウトを意識しておしゃれなリビングを目指してみてください。
おしゃれなリビングにするなら「おしゃれな家具をとりあえず配置すればいい」という人もいます。
しかし、やみくもに家具を決めて置くのは、あまりおすすめできません。
まずは、どんな雰囲気にするかを決め、配置を決めていくなど順序を追ってリビングを作っていくのが望ましいといえます。
リビングではテレビを中心に人が集まりやすいため、まずテレビの位置を最初に決めるのがおすすめ。
1つの場所が決まれば、自然と他の家具も決まりやすくなるでしょう。
おしゃれなリビングを目指すなら、家具や家電の配置だけでなく、配線を考えておくことも重要です。
最近では、照明や加湿器などさまざまな家電が家の中で使われますが、家電には配線が必要となります。
配線が見えてしまう状態だと、せっかくのおしゃれなリビングも、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。
コンセントから少し離れた場所に家電を置く場合は、配線コードを壁や家具の裏にまとめたり、カバーなどを使って目立たなくする工夫を考えておきましょう。
今回は、おしゃれなリビングの実例と作るコツをご紹介しました。
おしゃれなリビングを実際に作るには、何よりもテイストとカラーの統一感が大切です。
まずは、テイストとカラーを決めることから始めて、自分らしいリビングを形作ってみてください。
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