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コラム

2024.06.28

おしゃれな玄関ポーチに仕上げるコツとは?機能やデザインのポイントを静岡県の工務店が解説します!

外観デザインの中でも視線が集中しやすく、家の顔とも言われる玄関。

住む人だけでなく来訪者も一番に迎える玄関ポーチは、家全体の印象を大きく左右するため、家づくりにおいてこだわりたい場所です。

そこで今回は、玄関ポーチをおしゃれに仕上げるコツを解説しつつ、さまざまなスタイルの建築実例をご紹介します。

おしゃれで機能的な玄関ポーチを目指すための参考にしてみてください。

 

玄関ポーチとは?

玄関ポーチとは、住宅の正面入り口の玄関前にある屋根や庇がかかっているスペースのことです。

玄関ポーチの大きさは住宅によってさまざまですが、階段やスロープを設けたり、庇のみでシンプルにしたりとデザインにも多様性があります。

家の顔としてのデザイン性だけでなく、機能面にもこだわると住宅の利便性と魅力を高めることができるでしょう。

 

玄関ポーチが持つ機能

玄関ポーチは単なる家の入り口だと思われがちですが、3つの役割を担っています。

  • 外観の印象を決定づける
    デザイン性によって、外観デザインの印象を大きく変化させる役割。全体のテイストを統一すると家の雰囲気やテーマをより確立できます。
  • 住宅への出入りをスムーズにする
    雨や雪など悪天候でも、濡れたり玄関内部に降り込むことなく家への出入りができます。来訪者が来た際も雨や雪の中お待たせすることなくスムーズに対応が可能です。
  • 玄関周りの劣化を防ぐ
    屋根で日差しや雨が直接当たらないことで、インターホンやドアなど玄関周りの設備の劣化を防げます。劣化を防いでくれることで綺麗な玄関を長く保て、メンテナンスの負担も軽減出来るでしょう。

 

玄関ポーチをおしゃれな印象にするポイントとは?

玄関ポーチをおしゃれにするポイントは、8つあります。

それぞれ解説しますので、おしゃれな玄関ポーチを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

 

十分な広さの確保

玄関ポーチのインテリア面も大切ですが、十分な広さを確保することで余裕と高級感のある玄関に見せることができます。

土地の広さが余分にあれば、想像よりも少し玄関ポーチを広めに作ってみるといいでしょう。

また、玄関ポーチに割けるスペースが少なければ、デザインをいくつも入れるのは禁物。圧迫感が生まれ、より狭く見えてしまいます。

狭い玄関はシンプルにとどめ、ワンポイントでデザインに凝るのがおすすめです。

 

玄関ドアのタイプ・デザイン

玄関ドアのタイプには「外開き」「内開き」「引き戸」の3つがあります。

日本には玄関で靴を脱ぐ文化があるため「外開き」ドアが一般的です。

ただ最近では、省スペースでぶつかる心配がなく、車椅子やベビーカーでも開閉しやすいため「引き戸」も人気を集めています。

また、ドアデザインは外観の印象を大きく変えるため、バランスを考えて慎重に選びましょう。

家全体が凝ったデザインなら馴染みやすい木目調やブラウンのドア、全体的にシンプルなデザインの家ならアクセント的に目立つカラーのドアを選んでみるのもありです。

 

床材と外観デザインのバランス

玄関ポーチの床面には「外装用タイル」か「モルタル」が一般的に使われています。

外装用タイル

モルタル

モルタルは無機質な印象づけをしますが、シンプルでクセが無いのでどんな外装デザインにも合わせやすいです。

一方、外装用タイルは色やデザインも豊富。表面がざらざらしていて滑りにくいものや、防汚コーティングを施したものなど機能面も充実しています。

デザインを外装とテイストを合わせて統一感を出し、アプローチとの繋がりを意識することでさらに高級感のある玄関ポーチに仕上がるでしょう。

 

屋根と庇の使い分け

玄関ポーチには屋根や庇を付けている場合がほとんどです。

屋根と庇は、雨の降り込みや玄関周辺の劣化を防ぐなどの機能はあまり変わりませんが、見た目の印象が少し違います。

屋根

屋根の玄関ポーチは玄関の存在を際立たせてくれ、天井に照明をつけることもできるメリットがありますが、玄関部分を凹ませたり、屋根部分の建築が必要となります。

一方、庇は外付けで取り付けられるためシンプルな印象がありますが、いろいろなデザインがあるため家のテイストに応じて合わせることもできます。

玄関の存在をあまり目立たせたくない場合におすすめです。

 

玄関アプローチとの繋がり

玄関ポーチは、道路や駐車スペースから伸びるアプローチとの一体感を意識すると、よりおしゃれに際立たせられます。

同じ色のタイルを使用したり、家の玄関までに多少高低差があればスロープや階段をアプローチから徐々に設けるのも効果的です。

 

夜の見え方も意識した照明

玄関ポーチは昼間だけでなく夜も使う場所なので、照明も安全面や夜の見え方を意識して設置しましょう。

玄関周りによく使用される照明は「ダウンライト」「ポーチライト」「フットライト」の3種類があります。

  • ダウンライト
    軒下に埋め込む形で設置するライト。天井面がフラットになるため、玄関周りをスッキリと見せることができます。
  • ポーチライト
    玄関の壁に固定して設置するライト。ダウンライトに比べて柔らかい光ですが広範囲を照らすことができます。人感センサーや録画機能付きなど機能性が高いものが多いのに加えて、和風・洋風などデザイン性が高いのも魅力です。
  • フットライト
    階段など足下を照らすために設置するライト。ダウンライトやポーチライトより光が弱いので、玄関周りに段差がある場合に他のライトと併用して設置するのがおすすめです。

最近の住宅は、シンプルなデザインが多いのでダウンライトが特に人気ですが、ポーチライトで外観にアクセントを加えても印象が際立つはずですよ。

 

植栽やオブジェで彩りを加える

玄関ポーチに植栽やオブジェがあるだけで、印象は明るく変わります。

特に最近の傾向として、シックでモノトーンな外観が人気です。シックな外観はカッコイイですが、少し玄関周りが寂しくなりがちなので、植物があれば華やかにしてくれます。

家族の中にガーデニングが好きな方がいれば花壇を設置してみるのもいいでしょう。ハーブ類を植えれば虫除けの効果もあるので、虫が入りやすい家の玄関の植物として最適です。

植物を管理する自身がなければ、小さな鉢植えでも彩りとして十分効果がありますよ。

 

機能面も重要

玄関ポーチはおしゃれさだけでなく、機能面にもこだわると住む人がより使いやすい玄関になります。

特に宅配ボックスは、非対面で荷物を受け取れるため、留守中や防犯対策として人気です。

また、家族に高齢者がいる場合や長く住むことを考えると玄関に手すりを設置するのも良いでしょう。

家族のライフスタイルやライフステージの変化を考えた家づくりが大切です。

 

おしゃれな玄関ポーチの実例

玄関ポーチをおしゃれにするコツを解説しましたが、ここからは建築実例をご紹介します。

おしゃれなのが良いけど実際何を目指せば良いのか分からない!という方は建築実例をぜひ参考にしてください。

 

ブルーのドアで可愛らしい玄関ポーチ

白を基調とした外観に可愛らしい印象のブルーのドアをつけることで、全体的にかわいい印象に。

白の外壁はドア次第でかっこよくも、可愛くも変化します。

 

シンプルな外観とマッチした玄関ポーチ

シンプルな外観と同じテイストでシンプルな玄関ポーチに。

落ち着いた印象ながらも、木目調のドアがアクセントになって映えます。

 

引き戸ドアを活かした和モダンな玄関ポーチ

白と黒の2色の貼り分けをした和モダンな外観にぴったりの引き戸ドアの玄関ポーチ。

引き戸ドアは和モダンの良さをさらに引き立てます。

 

木目調の貼り分けがかっこいい玄関ポーチ

玄関ポーチの壁を他の部分と貼り分けることで、シンプルな外観ながらもかっこいい印象の玄関に。

雨よけもバッチリなので、悪天候での家への出入りもスムーズです。

 

白を基調とした外観と相性の良いブルー系玄関ポーチ

白の外観と相性の良いブルー玄関で可愛らしい印象に。

玄関ポーチのスペースを広めに取られており、植栽を置けばかなり映えそうです。

 

白系で統一された無垢な印象の玄関ポーチ

外観・玄関周辺ともに白系でまとめられ、無垢で明るい印象の玄関ポーチ。

玄関ドア前には目隠しが付いているので、道路からの視線もきになりません。

 

温かみのある照明で安心する玄関ポーチ

リビング横に設置されたシンプルな玄関ポーチ。

吹き抜けやリビングの光を感じられ、帰ればホッとする温かみのある玄関に仕上がっています。

 

こだわりのアプローチが映える玄関ポーチ

こだわりの石造りや植栽が映えるシンプルな玄関ポーチ。

玄関ポーチに主張がないことで、アプローチの良さを特に味わえます。

 

【まとめ】

今回は、玄関ポーチをおしゃれにするコツについて解説しました。

玄関ポーチがおしゃれなら来訪者からの印象も良くなるだけでなく、毎日使う家族も気分が上がります。

ぜひ、家族が使いやすい、おしゃれかつ機能的な玄関ポーチを目指して家づくりを意識してくださいね。

今回ご紹介した建築事例は、グッドリビングのモデルハウスで体感できますので、ぜひご来場ください!

目指す家づくりが曖昧でも経験豊富なスタッフが始めからご提案いたします!

 

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