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2024.07.01

大きな窓はリビングにいらない?メリットとデメリット、家づくりのときに気を付けたいポイントとは

リビングの雰囲気を決める大きな窓。

リビングに大きな窓を設けると、室内はパッと明るくなり開放的で過ごしやすい雰囲気を出してくれます。

しかし、大きな窓は良いことばかりではありません。

設置後に「我が家にはいらなかったかも…」と思うことも。

大きな窓は、メリットやデメリットを理解した上で設置することが大切です。

この記事では、リビングに大きな窓を取り入れるメリットとデメリットを解説しつつ、家づくりのポイントや実例をご紹介します。

リビングに大きな窓を入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

リビングの大きな窓とはどんなもの?

ひと言に「窓」といっても、いろいろな種類があります。

リビングに設けたい窓にはどのような種類があるのか解説していきましょう。

大きな窓の種類

リビングに大きな窓を設ける場合、一般的には下記の4種類の中から選ばれるパターンが多いです。

引き違い窓

窓を左右にスライドして開閉できる窓のこと。大きさ・高さ・幅までさまざまなタイプのものがあり、寝室や居室のように床から少し高さのある位置に設置した引き違い窓を腰高窓とも言います。

 

掃き出し窓

引き違い窓の中で、床まで高さがある窓のこと。リビングやベランダなど外に繋がる箇所に設置する場合がほとんどです。

 

FIX窓

窓が固定されていて開閉もできないタイプ。開閉ができる窓より気密性と断熱性に優れており、四角だけでなく三角や丸などデザインの種類が豊富です。

 

滑り出し窓

窓を外に押して開く窓。横を軸にして下部に開口部がある横滑り出し窓と縦を軸にしてドアのように開閉する縦滑り出し窓があります。

 

大きな窓のサイズ

リビングでは、以下のようなサイズの窓が一般的に採用されています。

  • 掃き出し窓 (高さ)200~220cm × (幅)170~180cm
  • 腰高窓 (高さ)120cm前後 × 90~180cm

一般的な窓の大きさは各メーカーでも共通していますが、より採光性を上げるために窓を組み合わせたり大きい窓を採用する人が増えています。

リビングに大きな窓があるメリット

ここから、リビングに大きな窓を取り入れるメリットについて解説します。

家づくりの窓部分で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

開放的な空間を演出できる

大きな窓をリビングに取り入れると開放感を感じられます。

妨げる壁が少なく視界が通りやすくなると同時に、圧迫感もなくなるため窓がない部屋よりも広く感じられるでしょう。

また、開放的な空間はゆったりとしつつも、明るくおしゃれな雰囲気も演出できます。

リビングにあまり広さを取れない場合や、よりおしゃれさを求める人に特におすすめです。

通気性や採光性が良い

家の中心であるリビングに大きな窓を取り入れると、通気性や採光性が抜群に良くなります。

窓の大きさは大きいほど外の光を取り入れられるため部屋の中は明るくなり、家の中の印象もパッと明るくなるのが何よりもの魅力とも言えるでしょう。

また、日本は湿度が高いため換気対策も課題です。

大きな窓がリビングにあると風が通るので、湿気が溜まらずカビ・ダニの発生やニオイを軽減できるという効果があります。

大きな窓があれば、日の光と新鮮な空気を感じながらより健康的に暮らせるでしょう。

外の景色を楽しめる

海や山など立地に恵まれた土地であれば、外の景色を楽しめるのも大きな窓の魅力です。

住宅街や建物に囲まれて景色が見えない状況であっても、庭の景観や庭との繋がりを楽しめます。

屋内から庭で子どもが遊ぶ姿を見たり、外の景色に癒やされることで家族がより穏やかに暮らせる家になりそうです。

家具の搬入や災害時の経路として使える

大きな窓があれば大型の家具・家電を家の中に運び込みたい場合や、災害時にドアの開閉ができなくなった場合の経路として有効です。

リビングによく採用される掃き出し窓は床から設置するため、人や物の出入りがしやすく搬入経路として家の中に持ち込める家具の幅も広がります。

特に家具や内装にもこだわりたい人は、大きな窓取り入れておきたいところです。

リビングに大きな窓があるデメリットと対策

リビングに大きな窓があるメリットは大きいですが、やはりデメリットもあります。

家づくりで後悔しないために、デメリットも理解しておきましょう。

家の断熱性能が下がる

窓のある部分には断熱材が入れられないため断熱性が下がるのに加えて、窓の開閉のための隙間が多少できるため気密性も下がります。

そのため、窓が少ない家よりは夏は暑く、冬は寒くなりやすいです。

家の断熱性能が下がる対策としては、窓のフレームとガラスを断熱性が高いもの選ぶこと。

サッシに「樹脂製フレーム」を選んだり、窓ガラスを「複層ガラス」や「Loe-Eガラス」などにすることで、夏・冬の過ごしやすさは格段にアップします。

他にも、日の当たる向きや、窓の組み合わせとバランスを工夫するなども効果的です。

日差しが入りすぎる場合がある

大きな窓は日の光が入りやすいので家の中は明るいですが、季節や時間帯によって日差しが入りすぎる場合もあります。

夏場は室内が暑くなりすぎたり、日差しによって家具が日焼けすることも。

日差しに対する対策としては、庭に高めの木を植えたり、大きめのひさし・屋根、遮光カーテンなどを取り入れると良いでしょう。

また、家の西側は1日のうちで最も強い日差しを受けるので避けるのがベスト。

東側や北側は逆に入る日差しが少なくなってしまうため、大きな窓は日当たりのちょうど良い南側がおすすめです。

外から家の中が見えやすい

大きな窓は外の景色が見やすいのと同じように、家の中の様子も外から見えやすくなります。

特に人や車がよく通る道路側に大きな窓があると、外からの視線は気になるかも知れません。

外からの視線だけでなく防犯上の不安も出てくるので、目隠しフェンスや植え込みを設置するなど庭の設計も重要です。

また、大きな窓にはシャッターを付けるのも一つの手段です。

シャッターがあればカーテンや目隠しフェンス以上に視線を防げるだけでなく、防犯上や台風時でも役立ちます。

耐震強度が下がる?

大きな窓があると「耐震強度は下がるのではないか?」と不安に思う人もいますが、法律がしっかり守られた住宅なら耐震強度に問題はありません。

住宅を建てる際には建築基準法に則って設計し、開口部の大きさやレイアウトが計算された上で配置されています。

そのため、大きな窓を設けた家の耐震性が低いことはありません。

ただ、大きな窓をたくさん設置したい場合などは窓以外の部分で耐震強度を補わなければならないため、余分にコストがかかる可能性には注意しましょう。

リビングに大きな窓を取り入れた実例とポイント

リビングに大きな窓があるメリットやデメリットを知っていただけたでしょうか?

ここからは、大きな窓を取り入れた実例をご紹介します。

窓の取り入れ方に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

リビングの一面が窓の家

リビング横に大きなサッシの掃き出し窓、上部にFIX窓を採用した実例です。

自然光がふんだんに差し込み、シックな印象の内装でも明るい雰囲気に。

外の景色や様子も大いに楽しめます。

吹き抜けとの組み合わせで採光性が抜群な家

吹き抜け部分に大きな窓を採用した実例です。

高い位置に窓を設置することで採光性が抜群。カーテンを付けなくても外からの視線が気になりません。

大きな高窓で明るいリビングの家

吹き抜け部分に大きな高窓を複数取り入れた実例です。

リビングのどこでも採光性がバッチリ。高窓を複数にすることで、明るく開放的な雰囲気を演出しています。

ウッドデッキを囲む窓の家

庭のウッドデッキを囲むように掃き出し窓を取り入れた実例です。

リビング・和室から段差なくウッドデッキに出られ、洗濯物干しに便利。庭との繋がりも楽しめます。

2つの掃き出し窓で庭を楽しめる家

リビングに掃き出し窓を2面取り入れた実例です。

他の住宅と隣接していても目隠しフェンスを設置することで外からの視線は遮られ、庭での生活を存分に楽しめます。

子どもさんが窓から出て、すぐに遊びたくなりそうですね。

【まとめ】大きな窓をぜひリビングに!

この記事では、リビングに大きな窓を取り入れるメリットやデメリットを解説しました。

採光性に優れ、部屋の中を明るい印象にできるのが何よりもの魅力の大きな窓。

家の中の雰囲気を決定できるのでメリットは大きいですが、デメリットも知りつつ家づくりのときに対策を検討しておくのが大切です。

大きな窓を我が家にも取り入れたいと考えている方は、ぜひグッドリビングのモデルハウスにお越しください!

特に宮竹店モデルハウスでは、今回ご紹介した実例を展示中!

実例を見学しながら、ご要望をぜひお聞かせください。

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