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天井の高い家は本当に快適?メリットとデメリット、相性の良い間取りを解説!


天井の高い家は開放感があり、憧れを持つ人も多くいます。 

注文住宅では天井高を自由に設定できますが、メリットとデメリットがあります。 

建ててから後悔しないためには、下調べをしてそれらを理解しておくことが重要です。

この記事では天井を高くすることの影響や、快適に過ごすために相性の良い間取りを解説します。

標準的な天井高

現在の日本の住宅においては、2,400mm前後の天井高が標準的です。

 

障子や襖(ふすま)の高さが6尺(1,800mm)であり、この高さに2尺(600mm)プラスした高さが基準になったといわれています。

それに対し、一般的に「天井の高い家」といわれるのは、2,600~3,000mm前後です。なお、建築基準法では、居室の天井高は2,100mm以上と定められています。

2,100mmより高くする分には制限がないことから、ハウスメーカーにより天井高の標準はまちまち。

 

参考までに、当社のGLシリーズは天井高3,000mmで、開放感のあるリビングが魅力です。

かつて和室で畳に座っていた日本人も、現代は洋室でソファやイスに座る暮らしに変わっています。 そのため、現代では天井の高い家の方がライフスタイルに合うとされています。

天井を高くするメリット4選

 
まず、天井の高い家のメリットを4つ解説します。

①開放感が得られる

天井を高くする最大のメリットは、視界から天井が見えなくなり、開放感が得られることです。
 
天井が高いと圧迫感がなくなり、開放感が生まれます。
それにより、部屋全体が広く感じられるでしょう。
過ごす時間の多いリビングや、家電のあるダイニングキッチンなどにおすすめです。

②太陽光を取り込みやすい

天井を高くすると、壁の高い位置に窓を設けられ、太陽光を部屋に取り入れやすくなります。
 
太陽の光は部屋全体を明るく照らし、自然と気分も明るくしてくれます。
また、体内時計をリセットし、良質な睡眠をもたらす効果もあります。
近くに家が密集し光が入りづらい立地でも、上部に窓を取り付けることで対策できます。

③風通しが良くなる

天井の高い家では、窓を高く設けることで、風通しが良くなるメリットもあります。
 
天井の近くにある窓は暖かい空気の逃げ道をつくり、室内の空気を循環させます。
この際、大きな窓をつくる必要はなく、小窓でも十分に効果が期待できます。
風通しが悪いと室内ににおいや湿気がこもり、カビが生える恐れもあります。

④インテリアにこだわれる

天井の高い家では、高さを気にせずに家電や家具を設置できます。
 
シャンデリアのようなボリューム感のある照明や、背の高い観葉植物もOK。
狭い空間では逆に圧迫感が出てしまいますが、天井の高い空間では自由にレイアウトできます。
インテリアにこだわることで、ラグジュアリーな雰囲気も演出されるでしょう。

天井を高くするデメリット4選

続いて、天井の高い家のデメリット4つと、その対策を解説します。

①掃除やメンテナンスが大変

天井を高くするデメリットの代表例として、掃除やメンテナンスが大変なことが挙げられます。
 
高い位置に設置した窓や、照明の交換は大変ですし、怪我をする可能性もあります。
脚立や高所用の掃除器具の購入、場合によっては専門業者への依頼も検討する必要があります。
対策として、高寿命のLED照明を選べば交換頻度が下がり、大きな問題にはならないでしょう。

②空調の効率が悪くなる

天井の高い家は空間が広いため、冷暖房が効くまでに時間がかかる可能性があります。
 
暖まった空気は天井近くに上昇するため、特に冬場は床の近くが寒く感じやすくなります。
対策として、シーリングファンを天井に取り付ければ空気が循環し、効率アップが期待できます。
複層ガラス(ペアガラス・トリプルガラス)や高性能な断熱材を使用し、断熱性や気密性を高めることもおすすめです。
扇風機や床暖房を併用すればさらに効果は高まりますが、電気代も上がる点には注意しましょう!

③コストがかかる

天井を高くすると、内装の仕上げや材料費がかさみ、コストが多くかかります。
 
窓が大きい場合は、窓自体の費用も通常より高くなります。
また、既製のカーテンでは長さや幅が足りず、特注品の購入が必要になる可能性も。
建ててから後悔しないために、追加でかかる費用を事前に見込んでおくといいでしょう。

④音が響きやすくなる場合も

天井が高いと音が響きやすくなり、ホールのような残響が生じる場合があります。
 
また、冷暖房効率を上げようと気密性を高くすると、音の逃げ道がなくなり反響しやすくなります。
特に、音を敏感に感じやすい人は、家にいるだけでストレスがたまってしまう可能性があります。
対策として、天井などに吸音性の高い内装材を使うことで改善が期待できます。

天井の高い家に相性の良い間取り4選

おしゃれな空間を演出する天井の高い家において、相性の良い間取りを4つ解説します。

①吹き抜け

 
吹き抜けとは、2階の床の一部を取り除き、1階とつながる空間をつくる間取りです。。
 
1階床から2階天井までの高さが出るため、開放的な空間を演出します。
吹き抜けは人気の間取りですが、注意するポイントもあります。
吹き抜けにすることでのメリット・デメリットや対策は、こちらのコラムでも解説しています。

https://good-living.jp/columns/post-31743/

②勾配天井

 
勾配天井とは、屋根の傾斜により斜めに仕上げた天井を指します。
 
天井裏を作らないため、水平の天井で生じる天井裏・屋根裏のデッドスペースを無くせます。
天窓のように光を取り入れ、部屋全体を明るく照らすこともできます。
屋根の下にしか設置できないことから、平屋や寝室の天井などに用いられます。

③アクセントウォール

 
アクセントウォールは、壁の一部分だけ色を変える内装デザインです。
 
高い天井のお部屋は壁面を大きく使えます。
差し色を入れて空間を引き締める、好みの色を軸にするなどがおすすめです。

④ハイドア

ハイドアは、通常の高さより背の高い扉のことです
 
扉の高さは2mが標準的であるため、それ以上の高さがある場合にいわれます。
ハイドアにすることで天井の高さが強調され、部屋の奥行きも強調できます。
また、クローゼットの扉でも活躍。高い背を活かすことで、収納力もたっぷりです!

まとめ

 
今回は天井の高い家のメリットとデメリット、相性の良い間取りを解説しました。
 
家族団らんの場であるリビングは、開放的で明るい雰囲気が理想的。
当社のGLシリーズは天井の高さが3mのリビングが特徴的で、明るく開放的な家づくりがテーマとなっています。
 
デザイン性の高い住宅においては、コストも高くなる傾向があります。
当社では「高品質低コスト」を実現し、創業40年間で15,000棟を超える施工実績を持っています。
 
天井の高い家を検討中の方は、ぜひモデルルームにご来場ください。
あなたの理想の家づくりを叶えるお手伝いをいたします。
 
GLシリーズ GLシリーズのホームページ:https://glseries-goodliving.com/
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