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これから注文住宅を建てるなら、平屋と二階建てのどっちがいい?それぞれのメリット・デメリットを比較して静岡県の工務店が解説! 

新築住宅の主流は2階建てですが、最近では若年世帯の間で平屋の人気も高まっています。

ワンフロアで生活できて、広い土地でゆったりと過ごせる平屋は魅力的ですよね。

そこで今回は平屋と二階建ての比較についてご紹介します。

気になる費用面や住み心地など、それぞれのメリット・デメリットを比較し、どちらに決めるかについてのポイントを解説します。

これから家づくりを検討されている方は、ぜひチェックしてくださいね。

平屋と二階建ての費用の差は

リビング

まずは一戸建てを注文住宅で建てる場合、平屋と二階建ての費用について比較していきましょう。
建築費用だけでなく、税金やメンテナンス費用についても解説します。

建築費用

UNITE3060 浜松市南区高塚町 T様 外観

平屋と二階建ての建築費用は、同じ延床面積の場合、坪単価でみると、平屋の方が高くなりやすい傾向にあります。

建築費用で多くの割合を占める、基礎や屋根の面積が広くなるためです。

しかし、間取り、内装、断熱性能、浴室やキッチンなどの住宅設備によっても大きく変わるので、一概には言えません。

二階建ては階段やホールが必要ですし、トイレなどの水回りも追加で設置すれば、総工事費は平屋よりも高くなります。

税金

UNITE4045 浜松市東区大蒲町 N様邸 キッチン

家を購入すると、固定資産税、不動産取得税といった税金を支払わなければなりません。

不動産取得税は購入時に支払い、固定資産税は毎年支払い、どちらの税金も「固定資産税評価額×税率」で計算します。

  • ・不動産取得税=固定資産税評価額(課税標準)×4%(標準税率)
  • ・固定資産税=固定資産税評価額(課税標準)×1.4%(標準税率)
  • ※ただしどちらも軽減措置あり

「固定資産税評価額」は土地の時価や立地、建物の請負工事金額など、さまざまな要因を考慮して各市町村が個別に決める評価額のことです。

固定資産税評価額は、建築コストが高いほど高くなります。

購入した土地が「市街化区域」の場合は、さらに都市計画税(固定資産税評価額×0.3%)も必要に。

平屋と二階建てを比較すると、同じ条件の土地・延べ床面積で建てた場合、平屋のほうが基礎や屋根の資材が多いため、不動産取得税や固定資産税が若干高くなる傾向にあるようです。

しかし、建物の構造、建材、設備の質や数、大きさによって評価額は変わり、一概には言えませんので注意しましょう。

メンテナンス費用

UNITE3060 浜松市南区高塚町  ウッドデッキ

メンテナンス費用については、二階建てのほうが高くなります。

築10年を過ぎると、外壁や屋根のメンテナンスが必要になりますが、二階建ては足場を組む必要があり、その分費用が高くなるのです。

また二階にトイレなどの水回りがある場合、給排水管の取り換え工事や水漏れ防止工事など多く費用がかかる場合も。

日常的な掃除なども、二階建ては上下階に分かれているため、手間がかかります。

メンテナンスの面では、平屋のほうが簡単かつ、コストを抑えられるといえるでしょう。

平屋と二階建てのメリット・デメリット

UNITE4045 浜松市南区三島町 モデルハウス リビング

平屋は居住スペースがひと続きになっているので、ゆったりと開放的な間取りにすることが可能です。

一方で、二階建てはフロアが上下に分かれているので、限られた敷地内でも十分な居住スペースを確保できます。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、家づくりをすすめる大事なポイントとしておさえておきましょう。

平屋のメリット

コンパクトナチュラルモダンスタイルのお家🏠~浜松店~ 外観

まずは平屋のメリットについて解説します。

◆家族とのコミュニケーションがとりやすい

平屋は部屋が隣接しているので、家族との距離が近いのが特徴です。

家族が顔を合わせる間取りにしやすく、自然にコミュニケーションが増えます。

どこにいても家族の様子がわかるので、小さな子どもや高齢の方がいるご家庭でも目が届きやすく、安心して暮らせます。

◆家事動線がシンプル

間取りの配置をコンパクトにしやすいので、家事動線をシンプルにできます。

上下階の移動がない平屋は、動線を短くでき、家事効率をアップさせることが可能です。

シンプルな動線は、高齢になっても負担が少なくすみ、過ごしやすい間取りといえるでしょう。

◆耐震性に優れている

平屋は上からの荷重がないので、倒壊しにくいといえます。

構造がシンプルであるほど建物の耐震性は高くなるので、万一地震が来た場合でも、エネルギーを分散でき、倒れにくくなります。

◆バリアフリー

階段がない平屋は、落下・転倒などの心配がありません。

小さな子どもや高齢者にとって、リスクが少なく優しい間取りを実現できます。

階段や廊下はデッドスペースになりがちですが、平屋ならそのスペースを最小限にし、居住スペースとしてめいっぱい使えるのもメリット。

廊下のない間取りは、車いすでもスムーズに移動でき、バリアフリー設計にしやすくなります。

平屋のデメリット

平屋 外観

つぎに平屋のデメリットについて解説します。

◆周辺環境に影響する

平屋はゆったりとした開放的な間取りが大きな魅力ですが、それには広い土地が必要です。

利便性の高い駅近くや、人気の住宅地で広い土地を見つけるのは、かなり大変です。

また周辺に高い建物がある場合、日あたりが悪くなってしまう可能性も。

平屋を建てるには、周辺環境を十分に調べておくことが大切です。

◆採光や風通しが悪くなる場合がある

周辺環境にかかわらず、家を建てる向きによっては、日の当たりにくい場所ができることがあります。

これはワンフロアになっている平屋のデメリットといえます。

特に北側や、家の中央は日が当たりにくくなりがちです。

また窓の位置や数に、制約ができる場合も。

採光や風通しを良くするには、天井高を高くして窓の面積を大きくする、中庭を設けて窓数を増やすなどの方法があります。

◆家族の生活音が気になる

部屋が隣接していると、動線はコンパクトになりますが、生活音が気になる場合があります。

水回りが近ければ水を流す音が、またリビングが近ければ、話し声やテレビの音が聞こえてくることも。

解決策としては、プライベートスペースとパブリックスペースを分けるようにして、廊下や収納を配置するのがおすすすめです。

◆防犯性に劣る

平屋は四方を窓に囲まれているので、空き巣に狙われやすくなります。

近年空き巣の侵入手口は、窓を破損して開錠し、侵入するのがもっとも多いと言われています。

すまいる防犯100番(警視庁)

また、外部に面している部分が多いと、中の様子を把握されやすくなります。

フェンスや植栽で視線を遮る、防犯ガラスや砂利などで対応するなど、対策が必要です。

二階建てのメリット

リゾート風なこだわりいっぱいのお家!半田店 外観

平屋のメリット・デメリットについて解説しましたが、二階建てのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

まずは二階建てのメリットについて解説します。

◆狭い土地でも希望の間取りが作りやすい

二階建ては敷地面積や周辺環境に影響されずに、土地を選択できるのがメリットです。

たとえ土地が狭くても部屋数を確保できるため、家族が多いご家庭にも向いています。

◆日当たり、風通しの良い家に

二階建ては高い位置に窓を設けられるので、住宅密集地でも光や風を取り込みやすくなります。

2階建ては上下にフロアを分けるので、居住スペースは確保したまま、窓を各所に設置でき、日当たりや風通しの良い家をつくることができます。

◆家族間でのプライバシーを確保できる

二階建ては階が分かれているので、プライベートスペースとパブリックスペースを分けやすいという特徴もあります。

お互いのプライバシーを確保できるので、二世帯住宅や、子どもが多いご家庭に向いています。

とくに子どもは受験など、ライフスタイルが変化しやすいもの。

変化に応じて部屋の用途を変えやすいのは、二階建てのメリットといえます。

◆水害時に垂直避難しやすい

二階建ては、水害時に避難しやすいのも特徴です。

水害の場合、必ずしも緊急場所に避難することに限りません。

浸水区域ではない場合、屋内での安全確保のため、上階への垂直避難が要されます。

二階建てなら、万一床上浸水が発生しても、2階へ避難できます。

近年では集中豪雨により、水害がいたるところで起こっていますので、災害時にどうするかを意識しておくことは大切です。

二階建てのデメリット

二階建て 外観

つぎに、二階建てのデメリットについて解説します。

◆生活動線が複雑になる

階段の上り降りがあると、生活動線は複雑になります。

上下に行ったり来たりを繰り返すので、掃除や家事が負担になることも。

若いうちはそれほど気にならなくても、高齢になると、移動するのがおっくうになってきます。

二階建ては高齢になったときのことも視野に入れて、間取りを検討する必要があります。

◆コミュニケーションが取りにくくなる

二階建ては、家族とのコミュニケーションがとりにくくなる、というデメリットもあります。

二階建ては家族間でのプライバシーを確保しやすいのが特徴ですが、逆を言えば、家族への目が届きにくくなることも。

2階の自室に、いつのまにか子供がいた、なんてこともよくある話です。

コミュニケーションを重視するなら、リビング階段を採用して、家族同士が顔を合わせる間取りにするなど、工夫が必要でしょう。

◆メンテナンス費用・光熱費がかかる

二階建ては外壁や屋根の修繕に足場が必要なため、平屋よりもメンテナンス費用がかかります。

耐久性の高い外壁や屋根材を使う、紫外線が当たると汚れを分解する光触媒の外壁にするなど、素材選びはよく検討しておきましょう。

また二階建ては、フロアが上下に分かれている分、光熱費もかかります。

あたたかい空気は上に行きやすく、冷たい空気は下に行きやすいため、エアコンの効率が悪くなってしまうからです。

光熱費を少しでも抑えるなら、エネルギー効率の良いエアコンを検討してみるのがよいでしょう。

◆耐震性に劣る

二階建ては建物が高いので、揺れやすく、倒壊する危険性があります。

耐震性を高めるには、建物自体の強度を上げること、揺れを吸収して建物の損傷を抑えることが大切です。

グッドリビングの家は制振装置「MIRAIE(ミライエ)」を標準装備しています。

MIRAIE(ミライエ)は、建物の粘り強さが向上し、繰り返す揺れを吸収して建物の損傷を抑えます。

幾度となく繰り返される余震も効率よく吸収し、震度7の揺れ幅でも最大95%低減できます。

二階建てでも、地震に強い家づくりが可能です。

平屋か二階建てのどちらにするかを決めるポイント

スタイリッシュな平屋の家 ~富士店~ リビング

平屋と二階建てのメリット・デメリットを解説してきましたが、実際どっちを選べばいいの?と迷う方もいるかもしれません。

そこでぞれぞれのメリット・デメリットをふまえて、平屋か二階建て、どちらにするかを選ぶポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

Point1. どのような立地に住みたいか

自然を感じながら余裕のある土地でゆったり暮らすなら、「平屋」がおすすめ。

平屋の大きさが30坪の場合、50~60坪程度の土地があれば、駐車場を確保しつつ建てることが可能でしょう。

利便性を重視する場合や、土地の広さに制約があるなら、「2階建て」がおすすめです。

Point2. 家族のライフスタイルにあうか

フラットな動線が理想なら「平屋」、家族同士でもプライバシーを確保したいなら「二階建て」がおすすめです。

これは家族のライフスタイルにも、左右されるかと思います。

高齢者がいるご家庭なら、移動の負担が少ない、「平屋」の間取りが向いています。

二世帯で暮らす場合や、子どもが多いご家庭は、家族間のライフスタイルが分けられる「二階建て」のほうが良いでしょう。

Point3. 費用をかけるにはどこを重視するか

平屋と二階建ての性質から、かかる費用にも違いがありました。

基礎・屋根面積が広いため、建築コストが高い「平屋」は、不動産取得税や固定資産税が高くなります。

一方で、「二階建て」はメンテナンス費用・光熱費・総工事費が高くなります。

費用に関しては、建物の構造や大きさ、建材や設備の質により変動するため、一概にはいえません。

もし、コストダウンするなら、構造をシンプルにする、設備のグレードを抑える、など検討してみましょう。

グッドリビングは建築費用をおさえつつ、コストパフォーマンスの高い家を建てられるのが特徴です。

二階建てはもちろん、平屋の商品プランもありますので、ぜひモデルハウスでご体感ください。

まとめ

今回は、平屋と二階建てのメリット・デメリットを比較し、どちらに決めるかについてのポイントを解説しました。

建ててから後悔しないように、立地条件や、家族のライフスタイルが、どちらの住まいに合っているかを、よく検討してみましょう。

グッドリビングは、高品質でありながら、ローコストで家を建てられるのが特徴です。

平屋から二階建てまで、さまざまなライフスタイルにあわせたプランをご用意しております。

家づくりに関してのご相談は、ぜひグッドリビングにおまかせください!

経験豊富なスタッフが、お客様のご要望や理想の家のイメージなど細かくお聞きし、ご希望に合ったご提案をいたします。

気になる方は、お気軽に資料請求・お問い合わせください。

モデルハウスやイベントでも、みなさまのご来場をお待ちしております!

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