2021.01.10
「幸せとは物を買うことだと勘違いしている」
「幸せは人間のように命あるものからしかもらえないんだ。
物は幸せにしてくれない。私はシンプルなんだよ。
無駄遣いしたりいろんな物を買い込むのは好きじゃないんだ。
そのほうが時間が残せると思うから。もっと自由だからだよ。
なぜ自由か?
あまり消費しないことで大量に購入した物の支払いに追われ、
必死に仕事をする必要がないからさ
根本的な問題は君が何かを買うとき
お金で買っているわけではないということさ。
そのお金を得るために使った『時間』で買っているんだよ。
請求書やクレジットカードローンなどを支払うために働く必要があるのなら
それは自由ではないんだ。」
この言葉は、2016年に世界一貧しい大統領として有名な
ウルグアイのホセ・ムヒカ氏が日本について語った言葉です。
当時、大統領として25万ウルグアイペソ(日本円にしておよそ115万円)
を受け取りながらもその9割を寄付して暮らしていました。
この言葉は多くの人の共感を呼び、当時SNSで瞬く間に拡散され大きな反響を呼びました。
2016年から5年が経つコロナ禍の現在、
私たちは何か変われているでしょうか?
幸せに生きられているでしょうか?
心から幸せに働き
命を犠牲にしない社会
大切な人たちとの時間を犠牲にしない社会
そんな社会を、誰かの手にゆだねるのではなく
私たちのアクションで実現する為に
今こそ一人ひとりが考えなければならない時ではないでしょうか。
いつの時代も最初はたった1人の小さな一歩が創っています。
参考:SDGsニュース
画像:汐文社「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」