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2020.12.10

SDGs (持続可能な開発目標) - vol.13

 

SDGsは止まっていない|コロナ対策に見るSDGsの思考

2020年、世界中を襲った新型コロナウイルスの影響で「SDGsはこれからどうなるのか…」「SDGsどころではなくなってしまった…」と感じてしまっている方や企業も多いのではないかと思います。ですが、実はSDGsは止まるどころか、持続可能な社会を実現するために、これまで以上に前に進み出しているとも考えられます。

 

課題解決の為に、次々に生まれるコロナ対策商品

感染拡大以降、マスクが足りなくなり、そして消毒液が足りなくなり、、、といった、必要なものが必要な場所に無い。
という「深刻な課題」が生まれました。おそらく多くの方が、これまでの人生でマスクが買えずに困ったことも、消毒液がどこに行っても買えなくて困ったことも、経験したことはなかったのではないでしょうか。

つまり、誰もが経験したことのない「課題」が目の前に現れ、諦めるか?それとも、これまでの思考を超える「課題解決」の方法を生み出すか?を突如、新型コロナウイルスによって迫られたとも言えます。

そして、この誰もが経験したことの無い「課題」を解決するための思考が広がり「なるほど!そんな方法があったか!」とハッとさせられる商品が次々に生まれていることが、決してSDGsは止まってなどいない証ではないでしょうか。

新型コロナウイルスからの課題解決商品がどれもSDGsと言っているわけでもありませんし、SDGsの169のターゲットに書かれている何かとピタッと一致するわけでもありません。ですが、これまでの思考に囚われずに、課題解決の為に柔軟な発想で新しいサービスを生み出しています。

SDGsというのは、世界的な規模の偉業を成し遂げるようなことでなくても、決して臆することなく、一人ひとりが、それぞれができることで、それぞれができる領域で、得意分野で、持っているリソースで、これまでにはなかった新しい発想で一歩を踏み出す。その思考こそが大きな鍵を握っているのではないかと思います。

SDGsという枠を外して、目標の何番にあてはまるとか、当てはまらないとかではなく、社会の課題解決に誰もが取り組むことがいつの間にかSDGs達成の大きな起点に振り返った時になっているのではないでしょうか。

 
未だ収束の兆しがみえない新型コロナウィルス。
経済活動・社会生活において多大なるマイナス影響を受けていることは間違いありません。
しかし、新型ウィルスのもたらした影響をマイナスばかりでなくプラスにしていくのも、SDGsの目標達成も、未来に向けて私たち一人ひとりの課題解決の意識と取り組みにかかっているのかもしれません。
 
 
 
 
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