COLUMN コラム
人生における最大の買い物であるマイホーム。
新しい家での夢の生活を想像すると、誰もが期待でワクワクするでしょう。
しかし、中には「こんなはずじゃなかったのに…」と、マイホームを購入後に後悔している人もいます。
今回は「マイホーム購入後、どんな所に後悔するのか?」よくあるケースを紹介しつつ、後悔しないためにできる対策を解説します。
せっかくの夢のマイホームに少しの後悔も残さないために、ぜひ参考にしてみてください。
マイホームを購入して後悔した理由9選

マイホームの購入を後悔する理由は人によってさまざまですが、どのようなポイントが後悔しやすいのでしょうか。
具体例とともに、よくある理由をご紹介します。
住宅ローンの返済・税金・維持費などで家計が厳しくなった
マイホームを購入する際は、35年など長期の住宅ローンを組む人がほとんどでしょう。
しかし、住宅ローンを組んだ時は返済計画に問題なくても、収入が減少することで家計が圧迫され、支払いが重荷になっていくケースがあります。
- 病気を患って思うように仕事ができなくなった
- 妊娠・出産で妻が退職して世帯の収入が減少した
- 会社の不況で残業やボーナスが減った など
このように、収入が減る可能性は誰にでもあり、無理をした計画に設定してしまうと徐々に家計が逼迫していくでしょう。
せっかくのマイホームだから少し背伸びして良い家を建てたいところですが、長い期間の住宅ローンと付き合っていく上で無理のない計画が大切です。
生活しにくい間取りで不満が出た
図面や打ち合わせの時は良い間取りだと思ったけど、実際に住んでみたら不便な点が多くて生活しにくかった、と後悔するケースもあります。
特に新築住宅の場合、完成するまでは図面上で生活を想像することしかできません。
そのため、以下のようなケースは発生しやすいです。
- 収納スペースが全然足りなかった
- 実際に家具を置いたらかなり狭く感じた
- 大きすぎる窓でプライバシーが心配になった
- コンセントが欲しい場所になかった など
間取りに対する不満は、マイホームを検討・購入する段階では分かりにくく、購入後に後悔するケースとして特に多いです。
通勤・通学に時間がかかる
通勤・通学について、購入時には「多少長くなっても少しなら大丈夫そう!」と考えていても、毎日のことなので徐々にキツくなってくることも多いです。
電車やバスで通勤する場合も、車で通勤する場合も、実際の混雑状況が住んでみないと分かりにくく、シミュレーションよりもずっと時間がかかるケースもあります。
子どもが小さい場合も、進学する学校をある程度までしか予測できないので難しいポイントです。
立地や周辺環境が良くない
家の立地や周辺環境で後悔するケースもあります。
- スーパーなどのお店が近くになくて不便
- 交通量が多く危ない場所が周囲にたくさんある
- 近所から頻繁に異臭が漂ってくる
- 夜間は治安が悪く騒音もひどい
- 駅やバス停までが遠い
立地や周辺環境は足を運んでみれば分かりますが、住んだ後に近所の開発が進み、騒音や治安に悩まされるケースもあるので実際は分からない場合も多いです。
隣人とトラブルになった
実際に住んでみないと特に分からないのが隣人関係です。
隣人とトラブルになっても、賃貸なら引っ越してしまえば良いですが、持ち家はそうもいきません。
近所付き合いを良好に保つために町内会の役員を務めたり、行事に参加する必要も出てくるので「賃貸の方が楽だったかも…」と思ってしまう可能性もあるでしょう。
急な転勤などで引っ越しが必要になった
家を購入したのに、急に転勤や地元に帰ることになるケースもあります。
単身赴任で当事者だけが引っ越す場合もありますが、家族での生活を優先するために全員で一緒に引っ越すことも意外と多いです。
そのため、せっかく建てたマイホームを賃貸や売却に出すことになり、掛けた労力や時間が無駄に思えて後悔することもあるでしょう。
家族構成が変化した
ライフステージによって一緒に住む人数も変化するので、マイホーム購入後の後悔理由として、家族構成が変化するケースもあります。
- 親の介護が必要になったので同居することになった
- 予想外に子どもの数が多くなった
- 離婚した など
マイホームを所有していると、住む場所の身動きか取りにくくなり、結果的に後悔するケースも少なくありません。
施工業者に不満を抱いた
施工業者選びに失敗した結果、不満や疑問を抱いて後悔するケースもあります。
施工業者によって得意分野や施工能力に差があるため、自分に合った業者を慎重に選ぶことが重要です。
施工業者選びの失敗例としては以下のようなケースがあります。
- すぐに不具合が発生したにも関わらずアフターフォローが不十分だった
- 全く希望に沿われていない家になった
- 施工が素人でもわかるほど雑だった
ハウスメーカー・工務店は、ヒアリングからアフターフォローまでを通していろいろな業者を比較しておきましょう。
もっと住みたい場所を見つけてしまった
良いと思って決めた土地だったけど、購入後にもっとぴったりな場所を見つけてしまうケースもあります。
マイホームが欲しいときにちょうど良い土地があるかは、やはりタイミングによるものなので、難しいポイントです。
「賃貸だったらすぐにでも移れたのに…」とマイホーム購入を後悔することもあるかもしれません。
マイホームを購入するメリットは意外と大きい!

マイホーム購入の後悔ポイントを探し始めたらキリがありませんが、マイホームがあるメリットはやはり大きいものです。
ここからは、マイホームを購入するメリットについてお伝えしていきましょう。
自分の資産になる
賃貸だと総額でいくら払っていても自分のものにはなりませんが、持ち家は住宅ローンを返済していくだけで自分たちの資産になります。
賃貸と住宅ローンの毎月支払う金額が変わらないなら「最終的には自分のものになる方がいい」と考えてマイホームを購入する人は多いです。
経年で劣化するのでメンテナンス費が必要になったり、資産価値は年々下がる傾向にありますが、人気の場所であればむしろ高くなることもあります。
また、ローンを完済すれば、その後は月々固定で支払う額も少なくなるので、長い目で見れば老後は住む場所には困らず安泰だといえます。
控除が受けられる
マイホームを購入すると、住宅ローン控除(減税)が受けられ、税の負担が減るという大きなメリットがあります。
住宅ローン控除(減税)とは、住宅ローンを利用して新築・取得・増改築した場合に、年末時点の住宅ローン残高の0.7%を最大13年間にわたって所得税または住民税から控除できる制度のことです。
例えば、年末時点で住宅ローンの残高が2,000万円だった場合、14万円が控除されます。
最大で13年間と定められていますが、計算してみると意外と大きな額なので、住宅の購入を考える際に非常に有利な制度です。
DIYなど好きなように手を加えられる
賃貸住宅の場合、入居者は原状を回復する義務があるので、壁に穴を開けてDIYしたり、設備を勝手に交換することはできません。
しかし、持ち家であればリフォームやDIYを制限されることなく、立て替えすらも可能となります。
全てが自由に自分好みに変えられるので、インテリアやDIYが好きな人にとってはかなり大きなメリットといえるでしょう。
マイホーム購入を後悔しないために事前にできる5つの対策

マイホーム購入を後悔する理由はさまざまありますが、「家自体に不満が出て後悔」と「家に不満はないが購入したことを後悔」の2つに大別されます。
「家に不満はないが購入したことを後悔」したケースとしては、お金の問題が大きく関わってくるでしょう。
それ以外はほとんどが家に対する不満なので、購入前にしっかりと対策をしておけば、購入後に後悔す可能性を減らせます。
ここからは、マイホーム購入前にできる対策について解説していきましょう。
住宅ローン返済など長期的な視点で資金計画を立てる
マイホーム購入時の資金計画は、念入りに立てることが大切です。
月々の住宅ローンの返済額にばかり視点がいきがちですが、マイホームを購入したら他にもさまざまな諸費用がかかります。
- 固定資産税
- 火災保険料
- メンテナンス費・修繕費 など
長期的な視点で見て「何年後・何に・どれくらいお金が必要になるか」を考えながら、無理をしない返済計画にしましょう。
また、「ボーナス払い」を入れる場合は、ボーナスの減額や無くなった際の計画も考えておくことも大切です。
生活しやすさを優先した間取りを選ぶ
理想の家を建てたいからこそ家への期待は膨らみますが、生活しにくければ家への不満は募ります。
立地・間取り・広さなど、全てを理想通りにするのは難しいため、「何を優先したいか?」優先順位を決めておきましょう。
また、間取りに悩んだら、効率や便利さを優先した間取りにすると、家事効率が上がり家事に対するストレスが軽減されるので、結果的に家族全員が心地よく過ごせます。
長期的にみても満足度の高い家は、生活のしやすさを優先した間取りです。
実際に訪れて土地の周辺環境などをチェックする
スマホで土地の周辺地図などを見れば、周囲にお店や駅があるかはわかりますが、実際の環境や雰囲気まではわかりません。
マイホームを建てる場所の周辺環境を知るには、実際に訪れてみて自分の目と肌で感じるのが一番です。
昼間と夜とでは雰囲気が全く違ってくるので、できれば昼間に1回・夜に1回訪れて周囲の環境を確認しましょう。
ハウスメーカーや工務店選びは十分に比較・検討する
ハウスメーカー・工務店選びにおいて、1社だけで決めてしまうのは危険な行為です。
複数のハウスメーカー・工務店を尋ねてみて、比較しながら自分たちに合った施工業者をえらびましょう。
具体的には、以下の点を比較してみると良いです。
- 価格帯
- アフターサービス
- 標準仕様
- 実績
- 得意分野 など
「どんな家を建てているか?」という点だけでなく「担当者の人柄」も意外と重要な部分です。
実際にマイホームを購入する際は難しい話の内容もあるので、信頼関係を築きつつ円滑なコミュニケーションを取れる担当者は欠かせません。
専門的で分かりにくい部分も細やかなフォローがあれば、結果的にマイホームを購入したことに対する満足度も高いです。
焦って購入のタイミングを見誤らない
マイホームは、人生のうちで一番大きな買い物だからこそ、急いで買う物ではありません。
焦って購入を決めると、間取り・土地・返済プランなど何においても不満が出て、後悔する可能性も高くなります。
優先する部分や妥協する部分を家族間でじっくりと話し合い、それぞれ時間をかけて決めていくことが何よりも大切です。
【まとめ】
今回は、マイホームを購入する際に後悔しがちなポイントと、事前にできる対策について解説しました。
マイホームは焦って購入すると、いろいろな部分に不満が出て後悔するケースも多いですが、事前にしっかりと検討すれば理想通りの家が叶えられます。
マイホームを購入した後に後悔することがないよう、事前に家族でじっくりと話し合い、準備して家づくりに臨みましょう。
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