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\木造?鉄筋コンクリート?/住宅構造の違いと、私たちが「木造軸組工法」を選ぶ理由
「いい家を、より安く」をモットーに住宅の設計・施工を手掛けるグッドリビング株式会社(本社:静岡県浜松市中央区佐鳴台1丁目8-8、代表取締役社長:永野武)は、地域に根ざした住宅設計・施工を手がける中で、住まいの構造選びにおける正しい理解と判断の重要性を感じています。
今回は、住宅構造の基本である「鉄筋コンクリート造(RC造)」と「木造」の違いや、それぞれの特性を解説しながら、当社が木造軸組工法を採用している理由をお伝えいたします。

鉄筋コンクリートと木造、それぞれの特徴とは?
住宅構造には様々な種類がありますが、大きく分けると「鉄筋コンクリート造(RC造)」と「木造」に分類されます。
●鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造で、高層マンションやビルに多く用いられています。非常に高い耐震性・耐火性を持ち、遮音性にも優れています。
●木造
日本の住宅で最も普及している構造形式で、木材を主材料とすることで、調湿性や温もりを感じられる快適な住空間を実現できます。
メリット・デメリットの比較
構造ごとのメリット・デメリットは下記の通りです。
構造 | メリット | デメリット |
RC造 | 耐久性・耐火性・遮音性が高い 資産価値が安定 | 建設コストが高い 工期が長い 断熱性が低い場合がある |
木造 | 建築コストが抑えられる 工期が短い 断熱性・調湿性に優れる 設計の自由度が高い | 定期的なメンテナンスが必要 遮音性・耐火性で劣る場合がある |
なぜ私たちは「木造軸組工法」を採用しているのか
高温多湿な夏と乾燥しやすい冬を持つ日本の気候。
そんな環境において、木造住宅は極めて相性の良い構造と言われています。
1. 調湿性能に優れた「木材」
木材は湿度を吸収・放出する調湿作用を持ち、室内の湿度バランスを保ちやすいという特徴があります。ジメジメとした梅雨や蒸し暑い夏でも快適な室内環境をつくりやすく、冬場の過乾燥も抑えられます。
2. 地震の多い国に合った柔軟性
日本は世界でも有数の地震大国です。木造住宅は軽量でしなやかな構造のため、揺れを吸収しやすく、倒壊リスクを軽減できます。さらに、近年では耐震技術の進化により、安全性は飛躍的に向上しています。
3. 夏の断熱・冬の保温に適した構造
木材は熱を伝えにくいため、断熱性が高く、夏の外気熱の侵入や冬の室内暖気の流出を防ぎやすい素材です。冷暖房の効率が高まり、光熱費の削減にもつながります。
4. 日本の風土と文化に根差した建築技術
古来より日本の住宅は木を使って作られてきました。湿気への対策や風通しの良さ、軒の出の長さなど、木造建築には長年の気候適応の知恵が詰まっています。

グッドリビングでは、創業以来「木造軸組工法(在来工法)」を主軸に住宅の設計・施工を行ってきました。木造住宅は、日本の気候や地理的特性と深く結びついた、快適で合理的な選択肢と言えます。さらに近年では高耐震・高耐久の技術進化も著しく、コストと性能のバランスに優れた構造です。
特に当社では、「セーフティ・ストロング工法」や高性能断熱材などを組み合わせ、木造のメリットを最大限に活かしながら耐震性・耐久性の向上に努めています。
住宅購入を検討される際は、構造の違いを理解したうえで、自分たちの暮らし方に合った家づくりを選んでいただきたいと考えています。
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